kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都・報恩寺② 悲しい言い伝えがある「撞かずの鐘」伝説

2022年01月21日 | 京都
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が感染急拡大しています。
そして、子供にも感染が拡大しているので心配です・・・(>_<)

「第56回 京の冬の旅・報恩寺は秀吉ゆかりの「鳴虎」のあるお寺」
のつづきです。

写真禁止の客殿で「鳴き虎図」などを見たとあとお庭へ・・・

人面魚がいるそうですが・・・
見つけられませんでした。(^^ゞ


お庭に出られるようなので出てみます。


昨日の京都は、雪景色になったそうですが


所々に、昨日の雪が残っています。


奥に見えるのが人面魚のいる池です。


池への水が、ここから流れています。


それでは、一度外に出て「撞かずの鐘」へ向かいます。


「梵鐘」重要文化財

鐘楼は山門を入って左側、稲荷大明神と地蔵堂の前にあります。


  報恩寺梵鐘  平安時代の鋳造の名鐘
この鐘には撞くなの鐘。 或いは撞かずの鐘という悲しい伝説がある。
昔からこの付近一帯の織屋では朝夕に鳴る報恩寺の鐘の音が一日の仕事の初めの合図であった。

或る織屋に仲の悪い丁稚と織女がいたが、報恩寺の夕(ゆうべ)の鐘が幾つなるかについてかけをした。丁稚は八つといい織女は九つと言い争った。悪賢い丁稚は寺男に頼みこんで今夕だけは八つで止めてほしい願いを約束させた。何も知らない人のよい寺男は、簡単に引受けてしまったのである。さて夕になり鐘は鳴りはじめた。丁稚と織女は一つ二つと数えはじめたがどうしたことか鐘は八つで終わってしまった。

百八煩悩を除滅することを願って撞くので百八が基準であり十二分の一の九つが正しいのである。十二分の一、六分の一、四分の一、二分の一等に分けて撞くこともある。

かけに負けた織女は惜しさ悲しさのあまり、鐘楼にて首をつり自殺するに及び、その怨霊のたゝりが鐘を撞くと不吉な事が生ずるので厚く供養して菩提を弔い、朝夕に鐘を撞くのを止め、除夜と寺の大法要にのみ撞くようになったというのである。除夜に参詣の皆様には一つゞつ鐘を撞いて頂いている近年である。


「梵鐘」は、室町時代の応仁の乱(1467-1477)で
東軍・畠山持国や秀吉が陣鐘に用いたといわれています。

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