高槻しろあと歴史館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/3e/a610a7bf8e05f91ef609e5c07fbf685b.jpg)
しろあと歴史館では、毎年その年の「干支」に関する展示があります。今年は「兎」に関する展示を楽しみにして行ってきました。
●昔話「兎と狸」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/5a/3b87446b1b17ff2d9e4c0c6bee7e2eea.jpg)
兎は、野山でみかける身近な存在であったためか、民話や童話に多く登場し、その姿が郷土玩具にも表現されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ae/beedcdc96d6fdf9b181d9487cee8f698.jpg)
いたずら狸をこらしめる「かちかち山」では、泥舟を狸に勧めて沖に漕ぎ出す場面から、舟に乗る兎の姿が表現されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/f7/6e9543565e254efedb5b64fdd005abda.jpg)
右端
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/23/9a5a98f040cada178fa96deb4b4f3981.jpg)
中央
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/1b/382333f2dbe36416b3be2373585fdc87.jpg)
左端
私の時代は、両親から「昔ばなし」を聞かせて貰いましたが、テレビや漫画の世界にいる今の子供たちは知ってるのかな・・・?
●兎と月の伝説
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b0/2269a6e90e09c67fb6949bc323346a48.jpg)
上右:中国では、古来、月には「玉兎(ぎょくと)と呼ばれる兎が棲み、不老長寿の霊薬を作るとされていました。 臼(うす)で薬をつく兎の姿は、日本では餅をつく姿と考えられ、月の陰影の見立てとして「餅つき兎」の意匠が親しまれました。
上左:平安時代後期の武将・坂田金時の幼少期とされる「金太郎」の物語では、熊や猿とともに兎も子分の一員です。まさかりを持つ姿や土俵入りに付き添う姿が見られます。
また、謡曲「竹生島(ちくぶしま)」では、湖面に映る月の情景を、「月の兎も水面を走るようだ」と表現し、「波兎(なみうさぎ)」の意匠が生まれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/04/dba46cbea95218f0426b3d8b86989933.jpg)
月岡芳年・画
月にまつわる日本と中国の物語を題材にした連作
右:「月百姿 玉兎(ぎょくと)孫悟空」 明治22年(1889)
中国の物語「西遊記」の主人公孫悟空と「玉兎」との戦い
王女と称して誘惑しようとした「玉兎」が正体を現した場面
左:「月百姿 金時山の月」 明治23年(1890)
坂田金時の幼少期の伝説「金太郎」が動物たちと過ごす場面
「玉兎が月に棲み、不老長寿の霊薬を作る」物語は
中国ならではの物語ですね・・・。
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しろあと歴史館では、毎年その年の「干支」に関する展示があります。今年は「兎」に関する展示を楽しみにして行ってきました。
●昔話「兎と狸」
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兎は、野山でみかける身近な存在であったためか、民話や童話に多く登場し、その姿が郷土玩具にも表現されています。
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いたずら狸をこらしめる「かちかち山」では、泥舟を狸に勧めて沖に漕ぎ出す場面から、舟に乗る兎の姿が表現されました。
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右端
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中央
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私の時代は、両親から「昔ばなし」を聞かせて貰いましたが、テレビや漫画の世界にいる今の子供たちは知ってるのかな・・・?
●兎と月の伝説
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上右:中国では、古来、月には「玉兎(ぎょくと)と呼ばれる兎が棲み、不老長寿の霊薬を作るとされていました。 臼(うす)で薬をつく兎の姿は、日本では餅をつく姿と考えられ、月の陰影の見立てとして「餅つき兎」の意匠が親しまれました。
上左:平安時代後期の武将・坂田金時の幼少期とされる「金太郎」の物語では、熊や猿とともに兎も子分の一員です。まさかりを持つ姿や土俵入りに付き添う姿が見られます。
また、謡曲「竹生島(ちくぶしま)」では、湖面に映る月の情景を、「月の兎も水面を走るようだ」と表現し、「波兎(なみうさぎ)」の意匠が生まれました。
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月岡芳年・画
月にまつわる日本と中国の物語を題材にした連作
右:「月百姿 玉兎(ぎょくと)孫悟空」 明治22年(1889)
中国の物語「西遊記」の主人公孫悟空と「玉兎」との戦い
王女と称して誘惑しようとした「玉兎」が正体を現した場面
左:「月百姿 金時山の月」 明治23年(1890)
坂田金時の幼少期の伝説「金太郎」が動物たちと過ごす場面
「玉兎が月に棲み、不老長寿の霊薬を作る」物語は
中国ならではの物語ですね・・・。
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