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あべのハルカス美術館・恐ろしいほど美しい「幕末土佐の天才絵師 絵金」

2023年05月07日 | 美術館・博物館
私が、大阪市・あべのハルカス美術館へ行ったのは
5月2日の「大阪市役所」へ行った後でしたが

5日に石川県で震度6強の地震があり、その時にあべのハルカスのエレベーターが一時緊急停止したそうです。


恐ろしいほど美しい「幕末土佐の天才絵師 絵金(えきん)」

開催美術館:あべのハルカス美術館
開催 期間:2023年4月22日(土)~6月18日(日)

あべのハルカス美術館

高知県外では、半世紀ぶりの大規模展です。

謎の天才絵師とも土佐の絵師・金蔵(1812―1876)は、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風などを残し「絵金さん」の愛称で、地元高知で長年親しまれていました。

金蔵が得意としたのは、斬られた人の血しぶきが舞う場面や、赤子を連れ去る大鷲など、見る人がおじけづくほどの芝居の一瞬を切り取り、色鮮やかに描いた屏風絵でした。

同時代のどの絵師とも異なる画風で描かれた屏風絵の後・・・


絵馬台の展示風景 (ここからは撮影OK)

高知の神社では
参道に「絵馬台」というやぐらを組んで、芝居屏風を飾ります。


参拝者はその下をくぐっていきます。
夜になって提灯が点いたり、明るくなって提灯が消える様子が
再現され、土佐の夏祭りに来たような感覚が味わえます。


「手長足長絵馬台」香美市指定文化財

夏祭りを飾る「手長足長絵馬台」は、唐破風(からはふ)の軒下に鳳凰、猩々(しょうじょう)の彫刻を飾っています。
地元の宮大工・原卯平によって造られました。

「手長 足長」木彫

「手長国」の手長、「足長国」の足長は、中国古代の奇書「山海経(せんがいきょう)」を起源とし、異国の民族・神仙・妖怪のイメージで、絵画などのモチーフになりました。

絵馬提灯の展示風景

神社の参道を照らしながら


歌舞伎の物語を紹介するのが「絵馬提灯」です。

絵馬提灯の「釜淵双級巴」は、石川五右衛門が生まれてから
釜茹でにされた後まで描かれていました。

八王子宮の夏の大祭は毎年7月24日~25日ですが
近年では2019年に、この絵馬台が境内に組み上げられました。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵馬台 (ウォーク更家)
2023-07-04 07:25:01
私は、4月26日にあべのハルカス美術館に行って来ました。
美術館らしからぬ「絵馬台」の再現は、夏祭りの雰囲気がよくでていて感動しました!
返信する
ウォーク更家さんへ (kiko)
2023-07-05 06:35:46
おはようございます。
ハルカス美術館に行かれたのは
ウォーク更家さんのブログを拝見して
私より後だと思ってましたが
4月26日に行かれたのですね。

>美術館らしからぬ「絵馬台」の再現
「絵馬台」というやぐらをくぐり
夏祭りを飾る「手長足長絵馬台」に
参道の絵馬提灯「釜淵双級巴」。

提灯が点いたり、提灯が消える様子が再現され
土佐の夏祭りに来たような感覚を味わいました。
ウォーク更家さんと同じ場所に・・・と思いながら
嬉しく拝見していました。
コメントありがとうございます。
返信する

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