kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

埼玉県 ・東京のビル群は「武甲山の花崗岩から・・・」

2021年05月14日 | ブラタモリ
⑤「長瀞にはレトロなSLが良く似合ます (^^♪」のつづきです。
なぜ海から離れた山奥にサンゴから出来た石灰岩と、活火山の無い埼玉県に玄武岩があるのか・・・タモリさんたちは、武甲山のふもとへ向かいます。

武甲山(ぶこうさん・ぶこうざん)

武甲山は、秩父市と横瀬町の境界に位置する山です。

秩父盆地の南側にあり、標高は1,304メートル。
日本二百名山の一つに数えられています。

武甲山のむき出しになった岩肌

高さ65mもある自然の崖は、もともとサンゴ礁でした。


それは海の真ん中で出来た「火山体」からでした。


海底火山が起こったのは
2億3000万年前の陸から5000km以上も離れた「海底火山」でした。



海底火山がおさまると、頂上付近にサンゴ礁が・・・
年月を重ねていくとサンゴは「石灰岩」へと変わっていきます。


そして、プレートと一緒に大陸へ移動しました。


火山が大陸にぶつかると
砕けて、その一部が陸地の中にのめりこみます。


陸地に潜り込んだ火山がプレートに押し上げられ


上の方は風化浸食作用があり
周りが浸食されると岩体が現れて、こんな形になったのです。


プレートで押し上げられたサンゴとマグマ
秩父では何億年をかけて、火山の無い所に移動してきた二重構造です。
いまタモリさん達がいるところは、石灰岩と玄武岩の境目でした。

ハワイ島が日本に近づいていると聞いたことがありますが
このような事が起こるからだったのです。理解できました!


東京のビル群・・・は


すべて、ここの石灰岩(元サンゴ)が


コンクリートになって、東京の近代建築が実現しているのです。

渋沢栄一氏は、セメントを生み出す石灰岩の価値にいち早く注目して、レンガの時代はもうすぐ終わり、セメントの時代だと思い鉄道の資金繰りをしたのでした。

名前の由来
武甲山は、日本武尊「 ヤマトタケル」が東国遠征の際に自らの甲(カブト)を当山石室に奉納した事がその名が由来とされ後に蔵王権現社が祭られ当社が成立したと伝えられています 。


石灰岩の採掘が進み、武甲山の山容は変わりましたが
いまも昔も変わることない秩父盆地のシンボルです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 埼玉・長瀞渓谷⑤「長瀞にはレ... | トップ | 埼玉・長瀞渓谷「緑の大理石... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブラタモリ」カテゴリの最新記事