喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

桜の背景

2011-03-25 | ブログ
 定期的にブログの背景を変えています。

 今回は、桜。

 大好きな花です。

 ここ佐田岬は、山桜がとても多く、
山が萌えるように彩られます。

 桜の開花情報もお伝えしますので、
ぜひ見に来てください。

             岬人

嗚呼 釜木小学校 2

2011-03-25 | ブログ
 三崎町立釜木小学校の閉校に際して
                 校長  松坂 末広

 続き

 思えば、明治12年5月15日に釜木小学校が設立されてから
昭和52年3月現在に至るまで、隆々発展した本校は、卒業生1272名を数えます。

 国民教育のたしかな基礎を修めた本校卒業生は、郷土の文化・産業の発展に貢献し、
あるいは都市に進出して、政治・経済・文化等各会における成功者も多く輩出しています。

 本校は地域生活文化の中心として機能し、同窓生にとりましては、
心のふるさととして親しまれてきたのであります。

 世の移り変わりはどうすることもできず、ここに閉校の日を迎えました。
心さみしい限りであり、本校97年の歴史を偲び、学校閉鎖の現実に寂寥の感を禁じ得ません。
       
 しかしながら、私たちは閉校の感傷をのりこえて、あしたへの希望に目を転じ、
教育の進展と子どもたちのしあわせを願わなければなりません。

 近代化された二名津小学校の広い運動場、完備された教室での学習を思うとき、
ほのぼのとした展望がひらけています。

 21世紀に生きる子どもたちに、どうか思う存分自己を伸ばしてほしいと願ってやみません。』

 
 松坂校長先生のあたたかい思いがしのばれます。
「明日への希望に目を向ける」ことが私たちにはとても大切なことです。

 母校釜木小学校の校舎はもうありませんが、
校庭の片隅に二宮金次郎の像が残っています。
 今度の休みに、久しぶりに行ってみようと思います。
金次郎さんに会いに。

                  岬人
 
 

嗚呼 釜木(かまぎ)小学校

2011-03-25 | ブログ
 今日、すごいものを手にしました。

 私の母校、釜木小学校。
3年間通い、その後二名津小学校に統合されました。
 歳を取ってもあの幼き日の思い出は残っていて、
たまに哀愁にふけるのです。

 その釜木小学校の閉校に際して、
当時の校長先生が書かれた冊子を見せてもらったのです。

 紹介します。


『 三崎町立釜木小学校の閉校に際して
                   校長  松坂 末広

 序
 昭和52年3月31日をもって釜木小学校を閉じることになりました。
 4月1日からは、二名津小学校に吸収合併し、97年の歴史をとじることになったわけです。
 
 科学技術の進歩と経済の高度成長による国民生活の動向は、
都市集中型となりました。
 反動的に校下の釜木・平礒地区では過疎化がすすみ、昭和34年の児童数152名を擁した本校も、
ついに在籍児童25名に減少してしまいました。
 
 教育もまた近代化がすすみ、教育機器の導入による学習指導法の改善、
集団学習での社会性・連帯感の育成が強く望まれることになりました。
 そのなかにあって、年々減少する児童数の推移を憂慮する父母ならびに教育関係者は、
数年前から学校統合の問題について検討を重ねてきたのであります。
 
 ここに至り、町教育委員会は大所高所より統合を決断し、
昭和51年12月25日、町議会もこれを認めて三崎町立学校設置条例を改定しました。

 
 続く

おりづるの祈り

2011-03-25 | ブログ
 東日本大震災に対して、国内外から
折り鶴を贈る運動がおこっています。

 祈りをこめて、鶴を折っているようです。
祈りのチカラを信じています。

 四国最西端の三崎中学校でも、3年前から
折り鶴を折り、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」に捧げる活動を毎年行っています。

 この活動は、新聞などにも取りあげられ、
それを知った人たちが折り鶴を送ってくれることもありました。

 先月も地元大佐田の野本さんという女性が
それはそれはきれいな折り鶴を折って、持ってきてくれました。
3000羽ほどありました。
 毎日、少しずつ少しずつ折っているとのことでした。

 さらに感動の物語がありました。
 その3000羽の中にひとまわり小さなものがありました。
聞いてみると、野本さんが今から40年前、20歳の頃に折っていたものだそうです。
300羽ほどが入った箱が見つかったらしいのです。
当時は、お菓子の包み紙や包装紙を使って折られたようで、セロハンの鶴もありました。

 なんてすてきなことでしょう。

 これらもいっしょにして、東北地方の被災された方々に贈りたいと考えています。

 東北地方の1日も早い復興を祈っています。

                           岬人