喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ばあちゃんの命日

2011-09-13 | ブログ


 これは、平礒念仏経文書。
法事の時に亡き人を供養するのに唱えられる念仏だ。

 田舎では、和尚さまとは別に内間だけで唱えられる古いお経。
民間供養としてなくてはならないもの。
こういった念仏講は、田舎ではまだまだ多く残っている。

 今日は、私の祖母ミチエばあちゃんの命日。
亡くなってから7年目になる。
7回忌法要は昨年の春に行われた。

 そんな面影をしのびつつ、両親と私たち家族5人で、
鉦をたたきながら念仏を唱えた。
 在りし日のばあちゃんの姿が、走馬燈のようによみがえる。

 こんな田舎、平礒ならではの供養も良いものだ。

十六夜(いざよい)の月

2011-09-13 | ブログ


 昨日は、中秋の名月を堪能した。
でも今夜の月「十六夜の月」もきれいだ。
雲がないので、群青色の空に美しく照らし出されていた。

 ロサンゼルスに住むりえさんからも
「仕事帰りで観た月はとてもきれいでした。」
と連絡があった。
 世界のいろいろな所で、この月は人々の心を満たしているようだ。



今夜もカメラで撮ってみた。
昨日よりも海面に照らされた月明かりは明るい。
これもまた平礒ならではの景色だ。


 満月を過ぎた今夜の月は、陰暦十六夜の月。
満月の翌晩は月の出がやや遅くなるのを、月がためらっていると見立てたもの。

 欠けゆく月はどことなく寂しさを感じる。
これもまた日本人の心の奥底にある
「わび」「さび」の気持ちだろうか。
                    岬人(はなんちゅう)