喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛県中学校新人総体 ソフトテニス女子3回戦

2011-11-05 | ブログ
 初戦である2回戦を圧勝で勝ち進んだ中島・大岩組。
午後1時過ぎに早くも3回戦がまわってきた。
対戦相手は、県内常勝チームの勝山中学校のペア。

 それは子どもたちの戦いでもあり、指導者の私自身の戦いでもある。
というのは、指導者としてさらにすばらしい指導者をめざしたいからだ。
 でもそれは、試合に勝てばすべていいということではない。
勝つチームをつくるという前に、魅力的なチームをつくるということが
私たち中学校の指導者の使命だと思っている。
「テニスを通して魅力的な人に導いていく。
人間力豊かな人に導いていく。」
ことが最も大切なことだと考えている。
 
 三崎中学校の選手たちは、負けることの方が多い。
でも負けて学ぶことは多くある。
その気持ちさえあれば、人生すべてが成長につながる。
そんな指導者をめざしたい。

 だから三崎中学校ソフトテニス部では、
負けたからといって子どもたちを、お互いをくさしたりはしない。
逆に勝ったからといって横着な天狗にさせたりもしない。

 あとは、結果がだせればもうしぶんないのだが。
それは私の大きな課題だ。常に指導者として学び続けなければいけない。
 そんな目で見るとすばらしい指導者がおられた。
今治美須賀中学校の越智先生?
ベンチでの態度などをみてもバランスのとれたすばらしい指導者だと感じた。

 さて、試合の方は、やはりレベルが高かった。
勝山中学校のペアは、テニスというものを良く知っていた。
いつ、どこを、どんなふうに攻めればいいのか。
 中島・大岩組にとっては、初めてのスタイル。
相手後衛を走らせ得点パターンをつくろうとする中島。
でもそのボールを逆にふりかえされ、形勢逆転。
つなぐことで精一杯になったところを、強いシュートボールで攻めこまれる。
良く対応するが、微妙なずれがわずかなオーバーミスとなる。

 大岩も先ほどの試合のようにはなかなか動きがとれない。
相手は、ボールを手前まで引き込んで打つため、動くタイミングがとりづらいのだ。
浅く入った至近距離からのボールは、容赦なく前衛をねらってアタックされる。

 それでも2人は、よくねばり得点もしていく。
だが相手は、ポイントどころは絶対に逃さず、ゲームをとっていく。
結果は、0-4。

 ベンチに引き上げてきた2人の顔にはその悔しさがにじみでていた。
でも同時に新たな力も感じられた。
これからまだまだどんどん成長していく2人だと強く感じた。

 「たかがソフトテニス。されどソフトテニス。」
 私たちは、ソフトテニスを通して、これからの人生の礎を1つ1つ積み上げていく。
ふるさとの先人たちが、長い年月をかけて積み上げたふるさとの石垣のように。
 再びこの県大会の場に立つことを誓う。

 Yes, we can. 

            岬人

愛媛県中学校新人総体 ソフトテニス女子2回戦

2011-11-05 | ブログ
 三崎中学校中島・大岩組いよいよ2回戦が始まった。
2人の表情を見る限り、迷いは感じられず、
「早く試合がしたい。」
といった感じさえ伝わってきた。
しっかりとした心と体の準備ができたのだろう。
 大切なのは、出だし。

 サービスゲーム、中島からのサーブ。
ファーストサーブのバックカットがしっかりと入った。
 伸びのあるストローク、足からでるボレー、そして弾む声。
8つあるコートの中で最も中学生らしい試合だった。
 1ゲームを取り、ベンチに戻ってきた2人には勢いがあった。
「いい試合だ。この調子。」
私のアドバイスは、これだけで良かった。
他の言葉は要らなかった。

 コート外の後ろでは、中島・大岩さんの家族や親戚が応援に来られていた。
おじいちゃん、おばあちゃんも。
さぞ孫の姿はたのもしく、うれしかったことだろう。
 子どもたちのがんばる姿は、周りや地域を明るく元気にする。
家庭や地域における子どもたちの大きな役割だと思う。

 試合は、ミスのないとてもいい調子で進んでいった。
相手につけいる隙を与えなかった。
 結果は、4-0で圧勝。

 負けた大三島中学校のペアが、中島・大岩組から何かを感じ、
これからの成長につなげてほしいと願いながら、試合終了の礼をベンチから行った。
また対戦したい大三島中学校のペアだった。
 私たちは、四国最西端で日本一細長い佐田岬半島の田舎の中学生。
大三島中学校は、瀬戸内に浮かぶ島の田舎の中学生。
似たところがある。
がんばろう、田舎者。
社会を変える、時代を変えるのは、まちがいなく地方からだ。
そして若者たちだ。

 中島・大岩組は、大きな自信を手にして3回戦、ベスト16に挑戦する。

 

 
 
 

愛媛県新人総体にむけて

2011-11-05 | ブログ
 昨日、西条市東予運動公園でソフトテニス女子の県新人大会が行われた。
八幡浜・西宇和地区で優勝した三崎中学校の中島・大岩組が1回戦不戦勝で2回戦からの登場。
全部で84組の出場があり、試合開始は12時半になった。

 9時30分に公式練習を終え、開会式。
県内各地区を勝ち抜いてきた精鋭たちが勢ぞろい。
会場のムードは高まり、10時から8コートで一斉に試合開始。

 中島・大岩組は、2時間30分後だったため、まずミーティングを行った。
それぞれがノートを持ち、①試合に向けて意識すること5つを書き出す。
それをお互いが見比べ確認。
すると3つまでが同じものがあった。
 ・あせらずにプレーする。
 ・弱気にならずしっかりと打つ。
 ・ていねいなプレーをする。
次に、②5つのなかで優先順位をつける。
すると2つが上位で同じだった。
 ・アップをしっかりとする。
 ・あせらずにプレーする。

 このミーティングをとおして2人の気持ちの確認ができた。
試合までに意識して行うことや、試合中に大切にすることがお互いに確認できた。
したがって試合が始まるまでに、2人は自分たちでしっかりとした心と体の準備をしていった。

素直な気持ちだからこそできたことだと思う。
これこそ、三崎(岬)の子どもたちの良さ。強み。

 対戦相手は、1回戦を勝ちぬいてきた大三島中学校。
いよいよ試合開始。