![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/d1/1721eabb983fb5f5659f34938a68ebd7.jpg)
私は、灯が大好き。
炎のやさしいゆらめきを見ていると、心が癒される。
遠い過去の思い出がよみがえる。
我が家の母屋が、まだ昔の古い建物だったころ。
土間の台所の脇には、2つのかまどがあった。
一段高くなった板張りの床に座って、薪をくべられるようになっている。
そのかまどをいつも守っていたのは、今はなき祖母ミチエばあちゃんだった。
4歳くらいの幼い私は、その場所が大好きで、
いつもばあちゃんの横に座って、一緒に火の番をしていた。
あかあかと燃える炎がまぶしかった。
そして炎が熱く顔に照りつける。
火加減を弱めると、
その炎は何とも言えないやさしい色となり、
ちょうどいい熱さを伝える。
そのうち私は、ばあちゃんの膝枕でうとうとと眠ってしまう。
不思議なもので、このときの光景をよく覚えている。
写真は、先日国立大洲青少年交流の家を会場に開かれた、
地域教育実践交流集会の夕方に職員のみなさんが玄関アプローチにセッティングしてくれた
竹筒の灯り。
思わずしばらく眺め、遠い過去の記憶を思い出し懐かしんだ。
灯のある生活って、いいものだ。