喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

月明かりでジョギング

2012-01-07 | ブログ
 寒い時期だが、夜は満月が近づいているため明るい。

 月がなければ真っ暗な夜。
 田舎の平礒では、外灯がぽつんぽつんとついているだけ。

 だからこそ夜空の星がきれいに見える。

 不便さと魅力は、裏と表の関係。

 そんな暗い夜だが、今は満月に近いということで、
とても明るい。
 出歩くのにライトはいらない。
集落の屋根や道、山々までうす暗いが見ることができる。

 都会の人には信じられないかもしれないが、数日前からその月明かりでジョギングをしている。
月に青白く照らされた景色を見ながら30分ばかり走ってる。
これがなかなかいい。

 誰にも出会うことはない。
いや、かえって出会ったらビックリするだろう。
田舎の人は、夜は出歩かない。
 
 猪に出会うかも。
そちらの方が確率は低いが恐いことだ。

 月明かりでジョギング、散歩。
田舎の夜の楽しみ方が1つ増えた。

                 岬人

火のある生活 ~ペレットストーブ~

2012-01-07 | ブログ
 火のある生活 ~ペレットストーブ~



 祖母の住んでいた部屋を増改築した。
生活の便利さ重視でオール電化の家となった。

 「不便さを楽しみたい。」
 「スローライフをしたい。」
という思いとは、正反対の方向に進んだ。

 そんななかで唯一こだわりたかったのが、
「火のある生活」。
ペレットストーブを置いた。

 間伐によってできたものを木くずにし、
圧縮して小さなペレットにする。
 接着剤などを使っていないので、木そのもの。

 それを燃料として燃やしていく。
暖炉ほどは、暖かくないが地球にやさしい。

 寒い夜は、リビングにあるペレットストーブに火が入る。
チラチラと燃え始め、きれいな炎へと。
 その炎を見ながら、くつろぐ。

 火にはすごい力がある。
あたたかさ、明るさ、癒しなど。
 幼き頃、かまどの番をするのが、ばあちゃんと私の役割だった。
あたたかくて、ばあちゃんの横で眠ってしまう。
パチパチと燃える炎の音が、子守歌にも聞こえた。

 無くしたくないもの。
それは、火のある生活。

                 岬人