昨夜0時過ぎ。
ろうそくの灯りでゆったりとお風呂に入り、
少しばかり体を冷ますためにベランダに出た。
まるで夜明け前かと思うほど明るかった。
青白く照らす月の明かり。
道路も、車も、集落の家々も、フクロイセの磯も、対岸の釜木の山々も
はっきりと見えた。
何という明るさだろう。
天頂に上った月は、満月に近い。
ちぎれ雲が空を覆い、その白さも反射して明るいのだろう。
また風もなく、気温も低くなかった。
1月の夜としては、とてもめずらしい。
郷が寝静まったなか、フクロイセに打ち寄せる
「ザザザー、ザザザー」
という波の音だけが心地よく響いていた。
田舎の夜の楽しみ。
今夜が満月。
岬人
ろうそくの灯りでゆったりとお風呂に入り、
少しばかり体を冷ますためにベランダに出た。
まるで夜明け前かと思うほど明るかった。
青白く照らす月の明かり。
道路も、車も、集落の家々も、フクロイセの磯も、対岸の釜木の山々も
はっきりと見えた。
何という明るさだろう。
天頂に上った月は、満月に近い。
ちぎれ雲が空を覆い、その白さも反射して明るいのだろう。
また風もなく、気温も低くなかった。
1月の夜としては、とてもめずらしい。
郷が寝静まったなか、フクロイセに打ち寄せる
「ザザザー、ザザザー」
という波の音だけが心地よく響いていた。
田舎の夜の楽しみ。
今夜が満月。
岬人