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NEWS ポストセブンに興味深い記事があった。
『幸せの国と呼ばれるブータン。
先代国王によるGNH宣言(1972年)に端を発する。
GNH=Gross National Happiness国民総幸福量を国是として、
GNP(国民総生産)による物質的な豊かさよりも幸福感を追求しているのだ。
2009年からこの地を訪れ取材を続ける写真家の関口照生氏も、
「“本当の幸せとは何か”を思い起こさせてくれる国だ。」
と語る。
「青空や空気など自然の恵みに感謝し、チベット仏教の教えを大切にし、共に生活できる家族や家畜に感謝する。
そこに自分が存在するということで十分。
彼らはおそらく幸せの概念を意識していない。
心と身体でありのままに感じるものが“幸せ”の原点なのでしょう。」
7年前の調査では、ブータン国民の97%が「幸せ」を感じると答えている。
JICA関係者として同国に計5年間暮らし、GNH研究所の代表幹事を務める平山修一氏がその背景を解説する。
「衣食住や教育など、国民が生活するための環境整備は国が行ないます。
外国人旅行者を含めて医療費は無償。
いい意味での平等感が前提にあるので幸せを感じやすく、幸せをみんなで分かち合おうと穏やかな気持ちにもなれる。
『ブータン』を維持しようとひとりひとりが考え、自然や伝統文化を守る気持ちが根付いているんです。」
日本からタイやインドを経由して飛行機で約10時間。
かつての日本を思わせるのどかな風景が広がる国土。
仏教的倫理観を尊び、人々の絆を大切にするなど、精神的な共通点も多い。
主食は同じく米で、日本米も生産されている。
旅行者には秘境だが、農業開拓や建築物の修復などに日本人が多く関わり、実はつながりが深い国でもある。』
これを考えると、私はずいぶんと幸せな暮らしをしている。
佐田岬の空気。
海や大地でとれる自然の恵みに感謝し、
神様や仏様への信仰を大切にし、
共に生活できる家族に感謝する。
都会に比べると生活の不便さはあるが、
それとひきかえに幸せのもとがある。
写真は、先日の休みに、家族みんなで甘夏の収穫作業をしたもの。
幸せのカタチがそこにあった。