喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛県中学校総合体育大会 陸上競技

2012-07-22 | ブログ


 今日の松山市は、早くから気温30度を超え、日差しが痛いくらいだった。
そんな中、愛媛県中学校総合体育大会陸上競技が明日まで開催される。

 四国最西端の小さな三崎中学校からは、今日2年生男子1500㍍に玉里君が出場。
彼は、すごい努力家で毎日帰宅してからトレーニングを積んでいる。
小学校のソフトボールから数えるともう何年になる。
そんな姿を知っているので、自分らしい走りをしてほしいと願うばかりだった。

 

 組はちがうが、城川中学校からは、西予市を代表して甥っ子の塩崎良太も出場していた。
1週間前に大けがをして、何とか走れるようになった状態と聞いて、祈るばかり。

 レース展開は似ていた。
大きなストライドでぐいぐい前へ進む。
先頭集団に位置し、混戦状態。
800㍍過ぎたくらいから、集団が縦長に。
ここが最も苦しいところ。

 先頭を走る数名が、後を引き離しにかかる。
懸命にくいつく玉里や塩崎。
でもピッチが思うように上がらない。

 今、どんな思いで走っているのか。
これまで続けてきた努力。
このレースにかける思い。
 そんなことを考えると胸が熱くなる。

 そしてスタンドから大声で名前を叫ぶ。

 未来を切り拓くのは、まさにこんな姿だと思った。
苦しみに耐え、歯を食いしばり。
自分の意地にかけ、挑戦し続ける。

 子どもたちから大きな勇気と元気をもらった。

                 岬人