喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

故郷のおせち料理

2013-01-01 | ブログ
「おせち」は「御節供(おせちく、おせつく)」の略で、中国から伝わった五節供の行事に由来するようだ。
もともとは五節句の祝儀料理すべてをいったが、のちに最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すようになった。

 お節料理の基本は、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ 酢の物、焼き物。
今はお店でできた物を買うことも多いようだが、我が家では、母や妻の手作り。



 黒豆、数の子、ごまめ、かまぼこ、くり、焼きエビ、塩サバ、にんじん、竹の子、
れんこんの酢物、あまぎの酢物、昆布巻き、しいたけ、豆腐、こんにゃく、そして子どもたちの好きな揚げ物など。
 おめでたい理由の数々がならぶ。




 一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、日持ちする物が多い。
これは、歳神様をむかえて一緒に食事を行う正月の火を聖なるものとしてとらえ、
神様と一緒に食する雑煮をつくるほかは、
火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという風習に基づくらしい。

 また、家事から女性を解放するためという説もあるようだ。



 こんな一つ一つの意味のこもった日本の伝統、文化、慣習。

 未来に残していきたい一つ。

                 岬人(はなんちゅう)

 

嵐の大晦日

2013-01-01 | ブログ


 昨日、大晦日。
朝起きると雪が舞っていた。
道路にも雪が積もり、普通タイヤでは走れない。

 それでも年越しのために、我が家は大忙し。
まず、父が夜なべで作ったしめ縄飾りを家、倉庫、車などに飾り付け。
1㎞ほど離れた倉庫と清水の山小屋に向かう。

 帰ってくると、玄関に大きなしめ縄飾り。
玄関わきには、門松飾り。
そのための梅の枝を取りに行く。

 そして庭にある屋敷の神様と地神様をきれいにする。
祠を温かいお湯でふき、基礎石をたわしで磨きあげる。
今年は、中3の息子が、自分がすると申し出てまかせた。
雪が舞う寒い中の2時間近くの大掃除。
 大切なものが、こうして受けつがれていく。

 台所では、おせち料理作りが進んでいる。

 すべての準備が終わり、年越しとなったのが、夕方6時。
すがすがしく、神々しい気持ちで迎えることになる。

                    岬人(はなんちゅう)


 

 


2013 明けましておめでとうございます

2013-01-01 | ブログ
2013 明けましておめでとうございます


今年もよろしくお願いします。

昨年は、妻の父が亡くなり、年賀状をひかえさせてもらいました。



 

 我が家の屋敷の神様。

我が家には、9つの神様をまつっている。

 その一つ一つにお供え物とお光りをあげ、昨年の感謝と
今年の家内安全をお願いする。

 新しい年の幕開け。
心と体が引きしまる思いがする。

 故きよき日本の伝統と文化。
いつまでも残していきたい。

                   岬人