昨夜、帰宅し、いつものように母家へ
「ただいま」のあいさつをしに行った。
すると父が、母が料理したものを神様へお供えしていた。
「今日は、何かごと?」
と尋ねると、
「今日は、小正月。お十五日。」
とのこと。
昼間には、正月飾りを浜へはやしに行ったようだ。
はやすとは、焼くということ。
地方によっては、「どんど焼き」とも言う。
そのときに鏡餅などもいっしょに焼き、食べる。
これを鏡開きと言う。
私が小学生の頃は、このおはやしは、子どもの役割になっていた。
平礒地区の子どもたちが、それぞれの家々から門松やしめ縄などの正月飾りと
鏡餅をほぼろに背負い浜に行く。
そして火をおこし、鏡餅を焼き、塩水につけて食べる。
ちょっとした子どもの楽しみだった。
小正月とは、
1月1日を「大正月(おおしょうがつ)」と呼ぶのに対して、1月15日を「小正月(こしょうがつ)」と言う。
元日から14日まで(現在では7日まで)を、正月の松飾りがある間という意味で「松の内」と言う。
小正月のどんど焼きの火を、年神さまを天に送り返す火と考えるようになり、
これをもって正月の終わりと位置づける見方も生まれた。
我が家では、元旦から数えて6回ものお正月行事の最後となった。
子どもたちにもそんなことを伝え、
子どもたちはみんな母家の神棚や仏壇に手をあわせに行った。
昔ながらの、故き良き日本がまだ残っている。
岬 人
「ただいま」のあいさつをしに行った。
すると父が、母が料理したものを神様へお供えしていた。
「今日は、何かごと?」
と尋ねると、
「今日は、小正月。お十五日。」
とのこと。
昼間には、正月飾りを浜へはやしに行ったようだ。
はやすとは、焼くということ。
地方によっては、「どんど焼き」とも言う。
そのときに鏡餅などもいっしょに焼き、食べる。
これを鏡開きと言う。
私が小学生の頃は、このおはやしは、子どもの役割になっていた。
平礒地区の子どもたちが、それぞれの家々から門松やしめ縄などの正月飾りと
鏡餅をほぼろに背負い浜に行く。
そして火をおこし、鏡餅を焼き、塩水につけて食べる。
ちょっとした子どもの楽しみだった。
小正月とは、
1月1日を「大正月(おおしょうがつ)」と呼ぶのに対して、1月15日を「小正月(こしょうがつ)」と言う。
元日から14日まで(現在では7日まで)を、正月の松飾りがある間という意味で「松の内」と言う。
小正月のどんど焼きの火を、年神さまを天に送り返す火と考えるようになり、
これをもって正月の終わりと位置づける見方も生まれた。
我が家では、元旦から数えて6回ものお正月行事の最後となった。
子どもたちにもそんなことを伝え、
子どもたちはみんな母家の神棚や仏壇に手をあわせに行った。
昔ながらの、故き良き日本がまだ残っている。
岬 人