喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ベルギーチョコ ~クラウディアからの贈り物~

2014-01-27 | 喜久家ボランティア
 2月14日のバレンタインデーに向けて、店頭にはすでに多くのチョコレートがならんでいる。
先週、「ベルギーからの贈り物」が届いた。
なかみは、何とベルギーチョコのつめあわせ。
見ているだけで幸せな気持ちになるような。

 贈ってくれたのは、ベルギーのクラウディア。
彼女は、昨年夏3ヶ月間、喜久家ボランティアとして活動してくれた。
真夏の猛暑の中、イタリアのポタといっしょに草刈りなどの下仕事をしてくれた。

 明るくて、かしこくて、日本が大好き。
今年の秋、再び日本に来る予定。





 
 ベルギーと言えば、ビールとチョコが世界的に有名。
ゴディバ、ガレ、コード・ドール、メリー、ノイハウス、ウィッタメールなどは、ベルギー王室御用達にもなっている。

 クラウディアからの贈り物は、Cote D’or (コートドール)というメーカー。



 何でも調べてみたくなる。さっそく調べてみた。

「カカオ豆に、焙煎にこだわり、濃いチョコレートを望む人々の心を離さないコートドールは、
ベルギーでトップシェアを誇る本格派のチョコレートブランド。
創業以来120年に渡って世界中で愛されています。

 日本でいえば明治のチョコに当たるような、ベルギー人なら誰でも知ってる庶民派チョコです。

 創業は1883年。
豊富な石炭資源と植民地政策を背景にベルギーがぶいぶい言わせていた時代です。
 2人のベルギーチョコレート職人の
「最も濃い、チョコレートらしいチョコレートを届けたい」
という思いから始まった。

 2人は最も高貴なカカオ豆を探して世界中を歩き、ついに西アフリカの黄金海岸(Cote d'Or)で理想的な豆と出会った。
そして、その地をブランド名に、「最も濃い=強く、高貴な」アフリカの象徴として、白い象をシンボルに掲げた。」






 産業が栄えて、高価なチョコを買える裕福な層がいて、しかもアフリカに足がかりがあった・・・
産業革新&植民地時代の豊かなベルギーの様子がうかがえる。

 ひとくち食べてみると、その違いがすぐに分かる。
日本のものに比べると味が濃い。
最高級カカオを極細にして使っているため、すばらしくまろやか。

 しかもヤシの実、マンゴーなどの植物油を使わず、カカオバターだけを使っているこだわり。



 本物の味へのあこがれが強い。
それは、ふるさとの海の幸、柑橘に対するものと同じ考え。

 そしてそれを贈ってくれたクラウディアの気持ちを思うと、さらに幸せな気分に満たされる。
喜久家プロジェクトでの出会いが、このように未来へもつながっていく。
 出会いって、おもしろい。
 出会いって、感動。
 出会いって、未来を拓く。


 そんな喜びを感じながら、おいしいチョコをいただく。

                          岬人(はなんちゅう)