ちょっと前から巷では日本語の乱れを指摘されてるけど、そんな中、
俺も最近勘違いして覚えていた言葉の意味を教えれ、知らんかったー、
と感激?した日本語があるのでふたつばかしご紹介を。
まずひとつ目は、「はなむけの言葉」 この言葉の意味は、
その昔、遠方に旅立つ際、道中の安全を祈願し、馬の鼻先を行き先の
方向に向けた習慣から「馬の鼻向け」という言葉が生まれ、略され「はな
むけ」となった。そこから旅立ちや門出に送る挨拶としてはなむけの言葉と
いわれるようになったとのこと。
だから、新入社員のようにこちらへ入ってくる人に、はなむけの言葉という
のはおかしい。まぁそれは、ほとんどの人が分かってると思うけど、「鼻」で
はなく「花」やと思ってた人は結構いるような気がするねんな。俺もそのひ
とりやけど。
まぁ、その昔の言葉やというても平安時代の文献に使用例があるというく
らいやから、大昔の言葉やね。
それからふたつ目は、「情けは人のためならず」 これは、
情けを人にかけておけばそれがめぐりめぐって、いつか自分にもよい報いが
くる。だから、人には親切にせよ。という意味。
俺はずっと、他人に情けをかけるとその人を甘やかすことになるので良くな
い。という意味で覚えてて、意味を取り違えてる人のほとんどが俺と同じ
取り違えをしてるらしい。
まぁ時代と共に意味が移り変わる言葉もあるやろうけど、言葉の場合は
育ちより「生まれ」がどうやったか、ということのほうが大切なような気がする。