生まれて初めて食べ物のカロリーを気にしている。
この間、血液検査をした時に血液中に「乳び」という、簡単にいうと
油成分のようなものが認められたからで、お医者さんにいつ血管に
この乳びが詰まって脳梗塞等の病気を引き起こしても不思議では
ない状況にあるといわれた。
直すには食事制限をして、とにかく揚げ物等の油成分の多いもの
や麺類等のカロリーの高いものを食べないということを徹底して続け
る以外に方法はないらしく、それができなければ、糖尿病になって、
ほとんど何も食べられなくなるか、血管が詰まって命を失うか、命が
助かっても重大な後遺症が残ってしまうか、そういうことが間違いな
く現実としてやってくる。
でも俺は今まで「早く多くきれいに」食べるという3拍子揃った食べ
っぷりが自慢やったわけで、その内の早く多くをやめてしまわなあか
んということはほとんどアイデンティティーの崩壊といってもいいぐらい
の重大事。命に関ることなんで、そんな理屈をこねてる間はないし、
即食事制限を実行に移したとはいえ、心情的には実に受け入れ
がたいことなのだ。
納豆は思ったよりカロリーが高かったり、桃やクラッカーが思ったより
カロリーが低かったり、食べ物に関してはちょっと賢くなったけど、な
んかすごいむなしい。
過労死ならぬ、カロリー死したらどうすんねんなどと、頑張れなかっ
た時の言い訳も思わずでてしまう今日この頃です。