いよいよ本格的な少子高齢社会を迎えている日本
何処の業界も人材不足で、地域の交通機関が減便し
農林漁業や小売業でも後継者不足から離農や廃業が目立ち
いずれ必要な医療介護サービスが受けられなくなる事態が心配されます。
Kimitsukuが20年間、従事した福祉施設関係でも
最近は東南アジアからの留学制度を利用して
学んだり就労する人たちが増えています、
ボランティアとして関わっている高齢者施設でも
現在ミャンマーの女性留学生2名が学びながら働いており
先日は市内の介護福祉士養成校から、バングラデシュと韓国の学生が
3週間の施設実習に見えていました。
卒業後は日本で働いて技術を高め、いずれ祖国の役に立ちたいとのこと。
彼らの話を聞いて、かつての自分を思い出しました。
40数年も前になりますが、有吉佐和子の『恍惚の人』を読んで
認知症高齢者の問題を知りました。
その当時、呆け老人は家族が看るのが当たり前とされていましたが
平均寿命が延びて誰もが超高齢者に成り得る社会が来ると‥。
職場研修でも、ヨーロッパの先進国ドイツの事例を出して
ドイツ要介護者の介護をしているのは、イタリアやトルコから
移民してきた人々だと‥、いずれ日本も‥と、教えられたものです。
あれから40年、現状の日本を考えると些か心中は複雑。
いつの世にか、国家も人種も宗教も関係ない ≪ごちゃ混ぜ社会≫ が出来るなら
人口減少・人材不足も悪くないかも‥ですね。