花屋町通から入門した私達は、玉砂利を踏みながら、本日案内を受ける総務関係の職員方に連れられて、本願寺社務所「龍虎殿」に上がらせて頂きました。
今は金箔も陰を落としていますが、建立時はさぞきらびやかであったはずの「書院」も見学が叶いました。
特別名勝「虎渓の庭」、「八方睨みの猫」、重文・国宝指定の二つの能舞台、随所に栄華のあとを見る事が出来ます。
これはまた当時の激しい貧富の差、身分格差の象徴でもあり、今こうして平民である我々が、歴史の居間に佇む成熟した世を感じずにいられません。
権力と文化は表裏一体で、その文化遺産をこうして、現僧侶、門下とひとつになって、拝観している事に思いが深まります。
夫が住職を友人に持つ光栄で、貴重な体験を得る事が出来ました。
連なったバスには、子供のPTA活動で知り合った旧知の方々もいらっしゃいます。
わたくしから進んで「○です」とご挨拶すると「○さん?、ええっ!でも綺麗・・・」と、残念ながら(笑)白くなった髪を誉めて下さいます。
わたくしは変わりましたが、皆さんは若々しく、どこが違ったのかしら?と、精神の未熟さを棚上げする始末です(笑)
午前七時早々にバスに乗り、三寺を回った研修旅行は、滞りなく日程を終えようとしています。
ユッタリーナと呼ばれる大型バスは、背もたれクッション、足置きスペースもあり、やはり疲れが違うように思います。
熟年、壮年、しかもお寺さんんとご一緒となれば、車内は上品で(笑)、少し賑やかだったのは最後部座席の野球部一同では無かったかと反省する次第です。
もう帰っても良かったのですが・・・笑
お土産を買いに嵐山に向かいました。
これは、何か仕残した私達や、バス会社にすれば当然の回路ですね(笑)
薄暮になりつつありましたので、大急ぎで見繕いましたが、夜はもう簡単に済まそうと思っていました(笑)
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