桐生トランピング情報

群馬県、特に桐生市周辺の山歩き情報をお届します。

京都・奈良その2-奈良飛鳥

2019-11-08 10:13:52 | 旅行
2019年10月28日、京都・奈良の二日目は奈良の飛鳥
へ行きました。この日は、近鉄吉野線飛鳥駅前のレンタル
サイクル店で自転車を借り、飛鳥一帯を見て回りました。


最初に向かったのは、駅前を真直ぐ行った所の高松塚古墳
でした。辺り一帯は低い山や丘がたくさんありました。古墳
に向かって歩いている途中で見えた風景を撮りました。


特別史跡高松塚古墳です。以外と小振りの円墳でした。
傍に建てられていた高松塚壁画館内で見た石室の実寸大
のレプリカも、小さいものでした。


次に向かったのは、飛鳥に多く存在する石造物の一つ
亀石です。どうです亀に見ますか?


次の橘寺に向かう途中で、聖徳太子誕生所と銘された
石柱が立っていました。


石柱の向こうにそれを表す何かがあるかと思いきや、
通り抜けた所は田が広がっているだけでした。どうやら
ここら周辺を誕生地といっているみたいでした。


橘寺に着きました。聖徳太子が生まれた誕生所と称して
いました。欽明天皇(太子の祖父)の別宮があった所です。


本堂(太子殿)です。本尊は重文の太子座像でした。本堂前
の馬は、太子愛馬の黒駒です。


本堂横に二面石がありました。向かって右に善、左に悪
の顔が彫られているのが分かりますか?


橘寺を出て幹線道路反対側にあった川原寺跡。天智天皇
が母の斉明天皇の川原宮跡を寺に改めたようです。向こう
に見えているのは川原寺の法灯を継ぐ弘福寺。


次にやってきたのは石舞台古墳です。こちらも特別史跡
ですね。大きな石にびっくりしました。


こちらは反対側から見たところ。


内部にも入れました。大きかったです。


石舞台古墳から山の道を走って岡寺へ行きました。
草壁皇子の住まいだった所に建立されたお寺ですね。
写真は急坂を歩いて(自転車は麓に置いて)辿り着い
た岡寺の仁王門です。重文でした。


岡寺は日本最初の厄除け霊場で、本堂には大きな塑像の
如意輪観音像(重文)が…


続いて山の中を走り、飛鳥資料館にやってきたのですが、
この日は月曜日で休館。鉄柵の間から庭に置かれた石造物
レプリカを撮ってきました。


こちらは甘樫丘。大化の改新以前、蘇我蝦夷と蘇我入鹿の
親子が権勢を示すために麓に邸宅を構えていた所ですね。
頂上に展望台があるくらいで、他に見学するような所はあり
ませんでした。


こちらは飛鳥坐(あすかにいます)神社。飛鳥の都の
守護神として祀られたのが始まりみたいです。


境内は余り手が入っていないようでした。


神社前は古い民家が並ぶ鳥居町のような感じがしました。


また甘粕丘の方へ戻る形で水落遺蹟にきました。中大兄皇子
(後の天智天皇)が日本で初めて造った漏刻台(水時計)の跡
です。


こちらは、飛鳥寺へ向かう途中にあった蘇我入鹿の首塚。
向こうに見えているのは甘樫丘。


蘇我馬子により596年に建てられた日本最初の本格的寺院
といわれる飛鳥寺に着きました。こちらは西門になります。


日本最古の飛鳥大仏(身の丈約3m)が鎮座する本堂。


飛鳥寺を出て奈良県立万葉文化館へ向かったのですが、
ここも当然休館でした。


そのすぐ傍にあった亀形石造物。手前の亀の甲羅に貯め
た水で何らかの儀式を行ったのではないかとされています。


こちらは、亀形石造物裏の山を登った所の酒船石。この
両者を合わせて酒船石遺蹟と称していました。


酒船石の上部には何やらの溝が彫られていました。酒を
搾った石というなどの諸説があるようですが、最近は庭園
施設の一部というのが有力みたいです。


次に伝飛鳥板蓋(いたぶきの)宮跡に行きました。645年、
中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺した乙巳の変
の舞台となった所です。


今はその政変(大化の改新)を偲ばせるものは何もあり
ませんが、こうした所へ来れば歴史を感じますねー。


この日の見学も終わり近くになり飛鳥駅の方へ戻りかける
途中に、天武天皇・持統天皇の陵がありました。


こちらは変わったところで鬼のせっちんと呼ばれる石造物。


こちらは鬼のまないたです。両者とも古墳の石室の一部
などとする説がありますが、鬼が俎で人をさばいて喰い、
食後に用を足したのが雪隠、と伝承されているみたいです。


その後、猿石を見に吉備姫王墓に行きました。吉備姫王
は皇極天皇の母にあたる人です。


猿石はその柵の中にありました。


全部で4体ありました。猿と言われればそうとも見えますが、
ちょっと不気味な感じもしますね。


こちらは吉備姫王墓の手前にあった欽明天皇陵。この日の
見学はここまでで、すぐ近くの飛鳥駅へ戻りました。

奈良飛鳥、ちょっと遠いのでなかなか訪れる機会がなかった
のですが、いずれも1300年位前の歴史遺産で、いままで
本やTVの映像などでしか見ることができななかったものを
現実に見られて、大いに満足しました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする