
若者の就職が厳しさがましています。
一方で、就職しても3年以内に離職する若者が増えていると言われています。
せっかく難関を乗り越えて就職しても、「求人票」と現実に違いがあったり、職場での人間関係にどう対応すればいいか分からず辞めてしまうケースがあります。
労働法を無視した企業経営や労務管理が横行していることもあります。
若者は、これらに対応する知識を持たないこともあります。
学校では、学力は教えても「労働法制や権利」を教えないからです。
「近頃の若者は我慢が足りない」と一言では済まされないと思います。
一方的な、解雇、未払い、いじめ、いやがらせ、残業の強制など、深刻な労働問題に遭遇した時に相談先や社会保険の役割などを「教育の一つ」として知識として備えていれば、「自分が辞めればそれで済む」と単純に「離職へ」すすむことはないはずです。
今の労働法制は、雇用者有利に改悪されていますが、若者の2人に1人が「非正規労働者」というなかで、若者が自らを守る術を教えるのも教育では。


写真は、牡蠣の出荷風景です。(肥前町大浦浜)