「農民と農村で働く人々の権利のための宣言」が国連総会で、圧倒的多数で採択されましたが、残念ながら日本は棄権しました。
「家族農業重視」の国際社会の流れが鮮明に示されたと評価されます。
日本では、大規模化の農業が奨励され、家族経営の農家は補助金の対象から外されています。この事は「家族経営農家は止めなさい」と政府がいっているようなものです。
一握りの農家だけで、農地や農村は維持できないことも現実です。
「宣言」は、女性の権利の保護、農民や農村で働く人々が政策決定に参加する権利、種子に対する権利の保護などを定めています。
「来年から始まる国連『家族農業の10年』とあわせ、農民と家族農業を食料生産の中心的な担い手と位置付けようという国際社会の大きな変化の表れです。
これに逆らう日本政府の態度は改めるべきです。
写真は、タマネギの植え付けされた畑です。