こんにちは浦田関夫です

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公明正大な補助金行政を望む

2019年06月18日 05時49分17秒 | Weblog


  昨日は一般質問で島民有志から「不適切な補助金使用がなわれている」と指摘されていた問題を取り上げました。
神集島では、「離島漁業再生支援交付金」が毎年600万円前後が使われ事業がされています。

市は、島民の訴えを受け昨年2月に構成員105人にアンケート調査しました。
私は、その結果について聞きました。
 吉村農林水産部長は、アンケートには73人が回答。
「海岸清掃の日当を受け取ったか」については、47人が回答。「受け取った」6人「受け取っていない」34人。
「役員報酬を受け取ったか」は、19人が回答。「受け取った」は9人。「受け取っていない」6人と回答しました。

 私は、アンケート結果と実績報告書にはかなりの乖離がある事から市の考えを聞きました。
吉村部長は「顧問弁護士に相談して、『告発の内容が日当支払いに関する不明瞭な会計で、事業実施団体内部の問題で市が介入できない』」と答弁しました。

 私は、実績報告書の虚偽記載も考えられことから「アンケート」と「実績報告書」は、どちらを信用するのかを聞きました。
 吉村部長は「実績報告書は、書類や写真も揃っている。会計検査でも特段の指摘はなかったので信用せざるを得ない」と、市が実施したアンケートを無視する答弁に終始しました。
このやり取りで、1時間以上私の一般質問が中断しました。

 実績報告書が正しければ、アンケートに答えた人はウソをついていることになります。
アンケートが正しければ、実績報告書が虚偽ということになります。
書類さえ揃っていれば、それを信用するのであれば、アンケートはする必要がなかったのです。
アンケートを実施した目的はなんだったのか。無駄な労力と税金を使ったことになります。

 新潟県佐渡市では、同じ事業の不正事件で、事業費の返還と取り消しを実施する厳しい処分をしている事と比べ、唐津市の生温い体質には残念です。

6月議会に提出された「定期監査報告書」では、未来創生部の監査結果を報告しています。それによると、補助金の使用について「同様の内容を定期監査において指摘していたが、今回の定期監査においても改善点が見受けられず、極めて遺憾である」と厳しく指摘しています。

 公明正大な補助金執行を望みたいものです。



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