フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

こんどはアンテナがやってきた

2009年11月07日 | 極めて日常茶飯事

 やってきたっちゅーか、兄貴が持ってきたんだが。
 先週、兄がデジタルテレビを持ってきてくれたんだが、どーもNHK・BSが映らない・・・。DVDを通してだと観られるのだが、テレビ単体だと映らないのだ。
 ということを兄にメールで送ったら、電話がかかってきて、やはりBSのアンテナが古いせいじゃないかということで(CSにも対応してないしな・・・)、じゃあ電気屋で新しいアンテナ買って工事してもらうわーと言って終わったのだが、今日の午前、また電話がかかってきて、
「お前、アンテナ付けたか?」
「いーや」
 付ける、とは言ったものの、DVD通せば見えるから、めんどいしもういいや・・・、2011年に何とかしよう、などとやる気ナッシングだったのだ。
「午後にアンテナ持っていくからな」
「は・・・?あるの・・・?つーか、あんたが付ける気?屋根の上だよ」
「知っとるわ。会社からはしご持っていくでよ」
 マジかよー、と思いつつ、こうなったら止められないのでしょうがない。
 午後、兄は2段ばしごを車の屋根にくくりつけてやって来た。2段でも地上からは届かないので、ベランダから伸ばすしかない。私はパジャマのまま(休日は外出しない限り、1日中パジャマを着たままだ・・・)のたのたと庭へ行き、ベランダにいる兄に下からはしごを渡すべく、えいやっと持ち上げた。四十肩なのになー。
 うちの屋根はものすごく急勾配で、日本瓦じゃなくてスレート瓦なので滑りやすく、電気屋さんも怖がったという代物だ。2階の床から屋根のてっぺんまではたぶん4メーター以上ある。2階にキッチンを持ってきた都合上、屋根の高さを上げたせいだ。
 はしごを押さえながら兄が登っていくのをはらはらしながら見る。兄は重量級なのだ・・・。屋根から落ちやしないかと心配だ。
 兄がはずした古いアンテナを紐でつるして降ろしてくるのを受け取り、新しいアンテナをそれに結んで引っ張り上げてもらう。
「防水キャップがついてねえぞ」
「ここにある・・・」
 兄に往復させるわけにいかないので、私が持ってはしごを登る・・・が、急角度で置いてあるせいで、はしごから体を離すと重心が後ろに行ってしまい、はしごが倒れてくる。こ、こえ~登っていくと、地面が見える・・・ひ~~わたしゃ高所恐怖症気味なんじゃー!それに、パジャマに裸足で屋根のはしごを登る姿が、向かいのアパートから丸見えだ。いい年した女がどうなの、これ・・・
「ビニルテープもいる」
「・・・」
 降りて、また登る。
「防水キャップが落ちた。そっちの雨どいの中、ベランダの柵に登ればぎりぎり届くんじゃねえか」
「・・・」
 私は折りたたみ台をベランダに持ってきて、ベランダの柵に登り、雨どいからキャップを取ってまたはしごを登った。はしごが埃だらけなので、手も足も真っ黒だ。
 屋根の上と部屋の中とで、携帯電話で話しながらアンテナの角度を調整するが、どうにもやはりBSもCSもうまく映らない。
「アンテナ線にブースターがついてるけど、これCSに対応してないし、ロフトのところに見えたアンテナ線になんかボックスがついてただろ。あれ、ブースターじゃないのか。だったらこれ、むしろいらないんじゃないか?」
 よくわかりません・・・。とにかく兄はそのブースターをはずしてみた。
「兄ちゃん!ばっちし見えるよ!CSも映るよ!」
「やっぱりこいつが邪魔してたんだな」
 というわけで、めでたく我が家はBSもCSも見られるようになりました!兄ちゃん、ありがとー!電気・機械系の兄がいてよかったー!
「お前、早くデジタル対応のDVD買えよなー」
 と、兄はネットで買ったアンテナ代5000円を集金して帰っていった。私がアンテナ換える気がなかったことなど、お見通しだったようだ・・・。