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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

あぁ勘違い

2007年11月11日 20時05分14秒 | Weblog
学校の先生から英語の能力を伸ばす方法の一つとして読書を勧められた もちろん英語で書かれたもの。
自習室には私たち海外留学生に向け、有名な物語や映画が読みやすいように書き直された本が何冊かあり、自由に借りることができる。こちらでは本は買うとすっごく高いし(新刊だとハードカバーでもないのに2000円前後)難しいので、私はたいていここで借りて読むことにしている
これまでシャーロック・ホームズの話や「ロミオとジュリエット」、「ジキルとハイド」等を読み、先週から週末に読んでいたのは、モーガン・フリーマンとブラッド・ピットが探偵として活躍する映画「SEVEN」。タイトルは知っていたけど物語についてはまったく知識なし。ただ結構シリアスな内容でたくさん殺人が起こっていたような…ぐらいの認識。
金曜日の休み時間にベンチに座ってこれを読んでいると、一緒にランチを食べているKorean娘の友人で、最近知り合ったKorean娘が寄ってきた。そして本を見つけ
Ko「あ~、この話知ってる 映画見た」
私「そうなんや。私は見たことないんよ。映画面白かった?
Ko「面白かったよ
とのこと。
それからしばらく映画について会話を交わした後
「ところでこの物語ってHAPPY ENDなん?」
と尋ねたら、しばし思案ののち
「そうよ」
と返事。
この物語では全部で7つの殺人事件が起こることになるんやけど、このとき2つの殺人事件が起きたところまで読んでいて、その気味の悪さにちょうどげんなりしていたところやった でも「最後はHAPPYになる」と知り、どんなどんでん返しが待っているのか、またどんなHAPPY ENDなのかを楽しみにしながらこの週末読み進めていた

しかし。

全然HAPPY ENDとちゃうやん

結末は結構えげつないもんやった
最後は結構な重要人物の死が待ち受けており、しかもそれが凄惨を極めたもので、狂気の域に入った犯人の残忍性に思わず目を覆いたくなるほど。ただでさえたくさん人が殺されて気分が悪くなってるのに、信じていた幸せまで訪れることがなかったので、読後感はサイテーなものだった。いや、物語自体は面白かってんけど、何せ想像していたのと全然違ったので落ち込みが激しかったというか… もう乾いた笑いしか出てこなかった

そして今日、一緒にランチを食べているKorean娘と会っていたのでこの話をしたら大爆笑 そりゃそうよね。
結末を教えて(!?)くれたKorean娘は最近英語の勉強を始めたところで、聞き取りもまだまだとのこと。「きっとYoshimiの英語を聞き間違えたんだろうね」と彼女。ただでさえnativeではない私の英語の発音が聞き取れなくってもそれは何も悪いことではない。私にだってよくある話。

こういう行き違いはこれからもたくさん起こるんだろうな。でもこの話はきっと思い出に残る笑い話になるに違いない

たくさん人が亡くなったけど「SEVEN」は面白かった。そのうちDVDも見てみよっと
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