華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

あと2日。

2010年11月07日 13時37分54秒 | Weblog
今日も図書館にいる。よくもまぁ毎日毎日図書館に来るもんだとわれながら思う。勉強以外にすることがないっていうのもなんとなく悲しい話。

今学期末の試験は2つ。
ひとつは家に持ち帰ってやっていいというタイプのもので、それは昨日で終わらせた。
もうひとつは例の毎学期2割近い生徒が単位を落とすという「Health Alt 3」。試験範囲は急性呼吸不全、急性腎不全、神経障害、末期患者ケア、がん患者ケアで、この中から2つ出題される。ちなみに試験はケーススタディ。患者の年齢、背景、病状が最初に説明され、病理、それを証明する症状、治療、処方、薬、その他に答えなくてはならない。選択問題ではなくすべて記述式。この質問が日本語であれば合格する自信はあるんだけど、なにせ英語というのが恐ろしい。日本語であっても想像つくと思うけど、専門用語とは「なんでやねん!?」というぐらい覚えるのが面倒くさい。放射線治療や化学療法の副作用に口内炎がある。“Oral ulcer”(直訳で“口内の潰瘍”)と言っていいなら覚えやすいけど、試験であれば“Mucositis”と覚えなくてはならない。後は“Hair loss”(脱毛)は“Alopecia”、“Redness”(赤み)は“Erythema”など。日本語で例を挙げるとしたら“盲腸炎”と“虫垂炎”みたいなもん。前者はぼんやりとでも意味を想像させるのでまだ覚えやすいけど、後者には何のとっかかりもなく本当にゼロから覚えなくてはならない。英語はいろんな言語が混ざってできた言葉で、医療用語はおそらくラテン系を主としている。全然なじみがない言葉であるがゆえに覚えるのが実に面倒くさい。それに加えて文法があるわけだから、本当に本当に不安満載。

くそぅ。これが日本語だったら…

といってもこの道を選んだのは私

しかしこの科目、勉強自体は面白い。何か理由があって(解明されてないものも多数あるが)異常が起こり、それを原因として病状は医学的根拠に基づき展開していく。身体は実に複雑にできているのでAを原因とした場合B、C、D…といくつかの結果があるけど、そうなるにはすべて理由がある。そのクリアな展開の仕方に「ほぅほぅ」と思うこと多々。看護学とは実に興味深い。

さて。
現実逃避もこのぐらいにしてそろそろ勉強に戻ろう。あと1日半。
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