華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪10年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

結局ロングロングアワー

2016年03月01日 21時46分31秒 | Weblog
本日午前シフト。
休み明けやったけど、先日の早起き4つが良かったのか、5時半起きもそこまで苦痛ではなかった。

さてお仕事。
アシスタントさんが9名担当。2名が退院。
休み明けに知らない患者さんを大量に持たされると、まず情報を整理するのが大変。しかも夜勤スタッフが最近入ったばかりの人で、申し訳ないけど申し渡しの内容がだいぶ貧相。「これ、よくわかんないから、よろしく」とか言われて「はぁ…」っていう感じ。あまりにも続くようならちゃんと突っ込んで聞いていかんとアカンな。

アシスタントさんに加え、アシスタントナースになる勉強をしている学生さんもついてくれたので、ヴァイタル、ベッド、シャワーはお任せ。そのおかげでずっと忙しかったけど、クレイジーな感じではなかった。
こんな感じでちょこまかと作業をこなしていると、ツツツ…と寄ってくる婦長。「残業やんない?」


………………いいですよ。

考えた末に引き受けた。今週は飛び休で明日もお休み。明日回復できるからそれでいっかーと思ってやることにした。でも4時間だけ。ロングアワーシフトと同じの長さ。あとはロングアワーの夜勤スタッフに引き受けてもらうことで話がついた。

午後からは新規入院かつ輸血の患者さんを含めて6名を担当。
新規入院がいても6名やし、なんとかなるかなーと思ってやっていたけど、なかなかうまくいかないもの。3名の患者さんが初期の認知症で何をするにも時間がかかる。「こっちよー」と言ったところですぐに理解もしてくれないし。他の患者さんも、認知症ではなくても何かと手のかかる人たちばかり。
また、輸血のために入院してきたおばあさんが「まだ輸血始めないの?」といきなり怒り出した。輸血をするにもドクターにやってもらわないといけないことがいくつかあるんだけど、今日は相対的に忙しくて、当直のドクターもてんてこ舞い。説明しても軽い認知症の上、耳が悪いので何度説明してもわかってもらえずに苦労した。
結局輸血を始めたのが6時。輸血開始の後は拒否反応がないことを確認するためにしばらくは患者さんと一緒にいないといけないので作業が中断。やっと離れられたのが6時半近く。それから残りの6時の投薬をやって看護記録を書き始めたらあっという間に申し渡しの時間。
「まだできてない~」と必死で看護記録を書いている最中にふと時計を見上げたところ7時10分。来ているはずの夜勤スタッフが来てない。予定されていた看護師に電話をしたら「私、ロングアワーはできないって婦長に言ったよー!?」。

やっぱりか…。

なんかそうなる予感はあってん…。

6名だけの担当とは言え、他の看護師が自分の分とあわせて丸抱えするには多すぎる数。しかも輸血の真っ最中やし。もう「毒を喰らわば皿まで…」の気分で残業時間を伸ばすことにした。

というわけで8時の投薬を開始。そしてえっちらおっちら歩くおばあちゃまたちをベッドに放り込んで寝る体制に持っていった時点で8時半。このときに他でロングアワーをしているスタッフを引き継ぐための夜勤スタッフが登場し、「私があんたの分も引き継ぐから帰っていいよ」と言ってもらってなんだかんだで9時ごろに病院を出た。

お昼休憩からまともに座ることなく歩きっぱなし。もう足がパンパンに張って痛い。ロングアワーのときはいつも着圧ストッキングを履いている。今日は普通のくるぶしまでの靴下だったので、こんな長時間労働だったらそりゃ足もむくみますわい。

家に帰ってやっと一息。ぶっとい足をソファの背もたれに乗せて痛みに耐えている。あぁ、今日も長かった。もう脳みそもツルッツル。

仕事中に携帯電話に番号非通知で2度ほど電話がかかってきていた。先日の面接絡みなんじゃないのかしら?とちょっと心配。
明日は面接絡みでまた(応募した方の)病院へ行くことになっている。医療系なので、感染する病気の抗体を保持しているかどうかの検査を受ける必要があるため。注射の予感。あぁ、憂うつ。
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