華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

そして最終日

2016年03月15日 20時48分28秒 | Weblog
本日午前シフト。5連勤最終日。やっぱり寝起きはきつい。

だけど少し早く起きた。なんてたって今日を最後に3年半お世話になった病院を去る。昨日準備したプレゼントなどをまとめて、早めに家を出た。
病棟に到着すると、忙しい夜を過ごした様子の夜勤スタッフがバタバタしていた。じゃまにならないようにお世話になったお礼をセット。

用意したものはチョコレートとペン。なんでもかんでも記録するのが仕事の看護師。あっという間にペンがなくなる。インクが切れる場合もあるし、うっかりその辺に置いておいて失くすこともある。私は看護師用のウエストポーチを着用しており、使い終えたらすぐにそこに戻すクセがついているのでめったに失くさないけど、最終日の今日に日本から持って帰ったお気に入りのペンを失くした。3色ペンでもう青しか使えなかったからそこまで未練があるわけじゃないけど、失くすとやっぱり悲しい。

30本ほど持っていき、誰でも好きなように取れるようにしておいた。そしたらひとりで3本ぐらい、しかも2回も取った人がいて(しかも全然一緒に仕事をしないのに、この日たまたま病棟に来ただけ)、それにはさすがにイラッとしたわ。

鏡は用意したのに忘れていったので、朝の休憩時間にコソコソッと帰宅して持ち帰った。貼り付ける場所がすぐには見つからなかったけど、イベント大好き同僚がなんとかしてくれるはず。

さて。
仕事は昨日とほぼ同じ患者さんを6名。うち2名が早々に退院。退院前に傷口の手当が必要だったので少々バタバタ。アシスタントさんにヴァイタルやベッドメイクはお任せして、そちらの方に集中していた。
患者さんを送り出したらやっと一息。12時ぐらいには落ち着きを見せてきた。看護記録を書いていると「スタッフは全員9番病室に集まって」と院内アナウンス。

お別れ会を開いてもらいましたー。

病室に入ると部屋がきれいに飾り付けられている。ベッドの上にはピザがどっさり。そしてみんなそれぞれの仕事で忙しいのに、こんなにたくさんの人が集まってくれた。



感激

ちなみにピザを食べる直前。手に持っているお皿が目立つなぁ。

そしてお餞別もこんなにたくさん。



食いしん坊で通っているので、食べるものに関するものがほとんどやった。

本当に本当にありがたい。感謝以外の言葉が出てこーへんわ。

お別れパーティーの後は残りの仕事をゴソゴソ。でもその間にいろんな人とお別れのあいさつも。みんな別れを惜しんでくれて、でも「新天地で頑張るのよ!」と背中を押してくれて、目頭が熱くなることもしばしば。
長く働いているスタッフが多い中、私はたったの3年半なのに、こんなにいろいろとしてもらって、私ってば本当に幸せ者。いい仲間に恵まれたわ。今回の転院が私にとって正しい決断だという自信はあるけど、この人たちの元を去るのは寂しい。

たくさんの愛情を受け取って帰路。通いなれたこの道にもう来ることはないと思っていても、にわかには信じがたい。今はまだちょっと長めのお休みを取るような気分だったりする。

家に帰ったらDがのびていた。今日の仕事がクライアントさんの体調不良で日延べになったそうで、久々の土砂降りの中、ダラリとしていたみたい。もとより期待はしていなかったけど、私の退社をねぎらうようなサプライズ的なものは何もない。それどころか「今夜はマクドが食べたいよぅ」などという。
明日は北に2時間ほど行ったところにあるワイナリーで一泊の予定。そこでおいしい食事とワインも頂く。豪華なことは明日やるし…ということで今夜は質素にすませることにした。そういうわけで、夕食はDはマクド、私はうどん。

今は観たいテレビも観終わって、まもなくベッドに向かおうかと思っているところ。いろいろありすぎて興奮した気持ちのまま日中を過ごしたけど、さすがに眠くなってきた。小旅行もあるけど、その前に人にも会うので忙しい一日になりそう。

一区切りつけて、次のステップに進む自分を少し誇りに思う今夜。幸せな気分で眠れそうやわ。
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