華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

6連勤終了

2016年08月06日 23時21分41秒 | Weblog
本日午後から午前のキラーシフト。早起き、やっぱきつー。

しかし。
仕事自体はすんごい楽だった。昨夜の4名から増えておらず、今朝退院が出たので患者さんはなんと3名だけ。よその病棟では看護師は走り回っているだろうになぁ~と思いつつ、病棟を片付けたり、同僚と軽くおしゃべりをしたり。もしかして病棟が閉まってしまうかも…とドキドキしたえど、午前シフトが終わるころに2名の患者さんがやってくるとの連絡があり、今週はまだ閉まることはないようなのでホッとした。でも来月あたりからまた閉まり始めて、そして別の病棟に送られるんやろうなぁ。

そういえば先週受けた面接先からは一週間経ってもまったく連絡がない。アカンかったかな。まぁしゃーない。次頑張ろう。

さて。
昨日書いたように、現在入院中のおじいさんを取り巻く家族環境がやや不穏なものになっている。おじいさんは手術を受けた後の回復がだいぶゆっくりなので、実は誰にも来てほしくない。それは妻も娘も関係なく、ただただゆっくり休みたいというのが本音らしい。
後妻さんにも娘さんにもやんわりとそう説明したのだけど、どうも自分は対象外と思っている節があり、やはり堂々と現れた。
先に来たのは後妻さんとその友達。この友達はご夫婦のご近所さんで、何かと手のいる2人を助けている模様。後妻さんは耳が悪いので、今は運転手役を担っているらしい。この人が何かと世話焼きで、ぶっちゃけ「アンタ、ただの友達ですよね?」と突っ込みたくなるほど口をはさんでくる。この人が事態をややこしくしている気がするな。
それはさておき。
お昼前にやってきて、昼食の手助けをした後眠りに落ちたおじいさんを見て、自分たちもお昼を食べてくると荷物を置いたまま病院の喫茶店へと出かけて行った。するとしばらくして娘さん登場。私たちスタッフの間には「やばくないかい!?」と緊張が走る。娘さんは「父の具合はどうですか?」と聞いてきたので、差しさわりのない程度に回答。そして後妻さんの荷物を見つけ、「あぁ、来てるのね」とつぶやき、そのままどっかとベッドの横の椅子に座っておじいさんの寝顔を眺めていた。
しばらくして帰ってくる後妻さんと友達。娘さんはサッと立ち上がり、後妻さんをハグしながらごあいさつ。お友達には「お話は聞いています」とニッコリ。後妻さんは笑顔を浮かべていたものの、ぶっちゃけ苦虫をつぶしたような顔をしていた。
娘さんにおじいさんのすぐ隣の椅子を取られているせいか、自分も負けじともう一つの椅子を引きずって反対側に陣取り、おじいさんの手を取ってさすさす。娘さんとはまったく会話がない。ちなみにお友達は一歩下がったところに椅子を置いて座り、無言で何かを編んでいた。

すんごい変な沈黙。

同僚と2人でトリートメントルーム(薬などが置いてある部屋)に入ったときに「あの空気、どうよ!?」「見えない火花が散ってるよねー」と苦笑いするしかなかった。

個人的には私は娘さん側。実の父親のケアに参加できないなんてありえない話やと思う。ましてこのおじいさんはガンを患っており、それに対する治療はしていないので、年齢から考えても先はそんなに長くないと思われる(今回の入院は黄疸のため)。介護者は後妻さんなので口出しは控えるべきと思うけど、治療の内容や経過は知る権利があるんじゃないかな。基本的に娘さんと相容れない後妻さんは、全部独り占めしたくて子供っぽいわがままを言っているように、私には映った。
とはいっても当事者になったらまったく別に意見があるんやろう。おじいさんはすんごくいい人なので、私たちはおじいさんが病院で快適に過ごせるようにお世話をするのみ。

いやいや。今週は複数の家庭内ドラマの一場面を見たなぁ。

無事にシフトを終えて、これにて6連勤終了。午後シフトがほとんどだったので、体力的にはだいぶ楽だった。早起きはそれだけで一仕事やからさ。

帰宅したのは4時前。洗濯を一回転させてから、あらかじめDと話していた通り、夜ご飯を食べに出かけた。今夜は隣町のイタリアンレストランでピザ。
プチ断食中であり、かつ2人してまともな昼食を食べていなかったので予約は5時。到着したら予想通り一番乗りだった。前菜に加えピザとパスタを注文。お給料日明けだったので、ボーンと赤ワインも一本。

うまし。

ハズレないわー。

全部おいしかった。ゆっくり食べようね、と話していたにも関わらず、お腹が空いていたのであっという間に食べてしまった。〆には手作りティラミスも。その結果お腹ポンポン。幸せや~。
吸い込むように食べたので、一時間半ほどで夕食終了。6時は少しまわっちゃったけど、このぐらいなら許容範囲。

帰ってからはそれぞれ好きなことをして過ごした。私は動画を見ていたけど、解放感と満腹感のせいで気が付いたらソファで少しウトウト。このまま布団へ向かえばよかったのに、この仮眠で元気を取り戻してしまい、今に至るまで動画をはしごしていた。
Dは帰り道にもう一本ボトルを購入し、全部飲み干して酔っぱらったままベッドへ消えていった。最近飲み方がちょいとマシになってきたかな。いいことや。

明日はお休み。どこかに行こうかと話していたけど、D友達がお昼から来ることになった。コンピュータの調子がおかしいから見てほしいとのこと。私も仲良くしている人なのでそれはそれでヨシとする。一緒にランチに行ってもいいしさ。ってまた食べることばっかりやけど。

明日は勉強もお休み。だからゆっくりする。溜まっている洗濯物も片付けてしまわないとね。家はまだキレイやから少しの片づけで済みそう。清掃費は100ドル(一万円弱)。今まで使った一万円の中でもっとも価値のある支払いのひとつやったなぁ。
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