華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

愛を実感

2016年03月03日 23時07分30秒 | Weblog
今日から5連勤。うへ~。でも午後シフトなのでちょいとばっかり気楽。

午前中はゆっくりまったり。Dが仕事で出かけていたので、お気楽なおひとり様時間を満喫。そしたら病院から電話がかかってきて「早く出てこられる?」。

…………いいですよ。

近頃文字通りこき使われているので、辞めることが決まった今、これ以上の好意を見せる必要はないのだけど、なんとなく引き受けてしまった。うーむ。

というわけで1時から開始。午前勤務のスタッフが新人さんで研修に行く必要があったので、その引継ぎ。いくつかの投薬が残っていたけど、目立ってやらんとあかんことがあるわけではなかった。
やるべきことをこなして通常の午後シフトスタート。

外科の患者さんを中心に6名担当。うち1人は夕方退院。さらにもう1人は結局9時になるまで病棟に戻ってこず、4人を担当するだけの時間が長かったので比較的ゆったりとしたシフトだった。大きなドラマもなく、つつがなく終了。

ところで昨日、退職することを公にした。というか私が話す前に婦長がスタッフに言ってしまっていた。なので昨夜FB上で報告。多くの同僚の知るところになった。
そして今日、いろんな人が代わる代わる来てくれて、私の退職を惜しんでくれた。

私、愛されてるなぁ~。

一生懸命、真面目に働いてきた甲斐があった。

とはいえまだノスタルジックな感覚にはなれない。だって2週間あるんだし。今日はマシだったけど、人手は相変わらず足りていないので、忙しくなる日があること間違いなし。辞める実感自体がまだない。直前に迫ったらきっともっと寂しくなるんやろうな。

さて明日も午後シフト。多分外科の患者さんを担当すると思う。整形外科が入っているので忙しくなりそうな予感。頑張ってはたらこっと。
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急転直下

2016年03月02日 20時29分18秒 | Weblog
先に書きます。

新しい病院に就職決定。

やったねー。

実は数日前に「2週間で5日間のシフトでいいならなら来ていいよ」と連絡をもらっており、受けるつもりでいた。正式に決まる前に免疫の保持状況を報告する必要があり、そのために今日、ワクチンを打ってもらいに病院を訪れていた。すべて済んでから正式に連絡するから、と言われており、何かあって「やっぱこの話はなし」と言われるかもしれんので、婦長と近しい人にしか言っていなかった。私のプランとしては今勤める病院と、面接を受けた病院を掛け持ちをして、2週間で10日間勤務=フルタイムと同じ状況にするつもりだった。

ちなみに仕事の掛け持ちはオーストラリアでは珍しい話ではない。それが正社員であってでも。
基本的に週に5日働く人はフルタイムの正社員、それ以下の日数の人はパートタイムの正社員となる。パートタイムで2つ以上の職場を掛け持ちしている人は普通にたくさんいる。この雇用条件のほかに、カジュアルといって本人が働きたいとき、もしくは企業が必要とするときにだけ働くポジションもある。カジュアルは病欠手当てや有休等がない。日本とは雇用形態が違うのでちっと説明が難しい。

とにかく。
ワクチンを受けて病院をあとにした後で応募先の婦長から連絡をもらった。「先日フルタイムで採用した人が辞退したの。アナタ、フルタイムで働く気ある?」。

もちろんです。

ワクチンに関するレポートも担当者がすぐに人事に送ってくれており、話はとんとん拍子。うちの病院は退職の2週間前に報告すればいいので、速攻で我が病院の婦長に連絡して退職の意を伝え、3月16日をもって終了することが決定。新しい病院は3月21日からのスタートとなった。

連絡をもらってからはずっとフワッフワの気分のまま。新しい挑戦にドキドキ、ワクワクしつつも不安もたくさん。そして仲良くしている現在の病院のスタッフとの別れを考えて、かなり寂しい気持ちにもなっている。
婦長には口頭で辞意を伝えただけなので、用事を済ませて帰宅した後、すぐに文書にして夕方病院へ持っていった。そしたらすでに婦長から話を聞いている午後シフトのスタッフがいて、「おめでとう~」と言ってくれつつも「辞めちゃうの~?」とすごく寂しがってくれた。中には目を潤ませてくれている人もいて「私、愛されてるなぁ」と心ホッコリ。

中には受け付けない人もいるけど、看護師に限らずスタッフのほとんどはとってもいい人たち。小さい病院ゆえにみんな知り合いで、みんな仲良し、軽口も叩き合えるような心安い関係。この居心地の良さを手放すのはだいぶ勇気が要ったけど、このままこの小さな田舎の病院でキャリアを終わらせるわけにはいかない。もっと様々な経験をして、いい看護師になりたいからさ。それに私は尊敬できるボスのもとで働きたい。

ちなみに新しく行く病棟は実は私も詳しくはわかっていない。ショートステイユニットと言って、救急で来て入院するほど悪くもないけど、すぐに家に返すにはちょっとね…という人がやってくるらしい。毎日たくさんの入退院があって忙しいそうだ。判断力が問われる場所のようなので、不安もたくさんあるけどとても楽しみにしている。

この転院にまつわる話で今日は終始。いろんな人とメールしたり電話したり。まだ話したい人がたくさんいる。報告したい人がいるっていいことやな。

浮かれているのもつかの間、明日からはがっつり5連勤、ロングアワー含む。病欠手当てが鬼のように残っているので、同僚からは「仮病で休めばいいのに」と言われたけど、そんなことはできない勤勉日本人。
看護師として働く機会をくれた我が病院に感謝しながら、最後の2週間、しっかり働かせてもらおっと。
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結局ロングロングアワー

2016年03月01日 21時46分31秒 | Weblog
本日午前シフト。
休み明けやったけど、先日の早起き4つが良かったのか、5時半起きもそこまで苦痛ではなかった。

さてお仕事。
アシスタントさんが9名担当。2名が退院。
休み明けに知らない患者さんを大量に持たされると、まず情報を整理するのが大変。しかも夜勤スタッフが最近入ったばかりの人で、申し訳ないけど申し渡しの内容がだいぶ貧相。「これ、よくわかんないから、よろしく」とか言われて「はぁ…」っていう感じ。あまりにも続くようならちゃんと突っ込んで聞いていかんとアカンな。

アシスタントさんに加え、アシスタントナースになる勉強をしている学生さんもついてくれたので、ヴァイタル、ベッド、シャワーはお任せ。そのおかげでずっと忙しかったけど、クレイジーな感じではなかった。
こんな感じでちょこまかと作業をこなしていると、ツツツ…と寄ってくる婦長。「残業やんない?」


………………いいですよ。

考えた末に引き受けた。今週は飛び休で明日もお休み。明日回復できるからそれでいっかーと思ってやることにした。でも4時間だけ。ロングアワーシフトと同じの長さ。あとはロングアワーの夜勤スタッフに引き受けてもらうことで話がついた。

午後からは新規入院かつ輸血の患者さんを含めて6名を担当。
新規入院がいても6名やし、なんとかなるかなーと思ってやっていたけど、なかなかうまくいかないもの。3名の患者さんが初期の認知症で何をするにも時間がかかる。「こっちよー」と言ったところですぐに理解もしてくれないし。他の患者さんも、認知症ではなくても何かと手のかかる人たちばかり。
また、輸血のために入院してきたおばあさんが「まだ輸血始めないの?」といきなり怒り出した。輸血をするにもドクターにやってもらわないといけないことがいくつかあるんだけど、今日は相対的に忙しくて、当直のドクターもてんてこ舞い。説明しても軽い認知症の上、耳が悪いので何度説明してもわかってもらえずに苦労した。
結局輸血を始めたのが6時。輸血開始の後は拒否反応がないことを確認するためにしばらくは患者さんと一緒にいないといけないので作業が中断。やっと離れられたのが6時半近く。それから残りの6時の投薬をやって看護記録を書き始めたらあっという間に申し渡しの時間。
「まだできてない~」と必死で看護記録を書いている最中にふと時計を見上げたところ7時10分。来ているはずの夜勤スタッフが来てない。予定されていた看護師に電話をしたら「私、ロングアワーはできないって婦長に言ったよー!?」。

やっぱりか…。

なんかそうなる予感はあってん…。

6名だけの担当とは言え、他の看護師が自分の分とあわせて丸抱えするには多すぎる数。しかも輸血の真っ最中やし。もう「毒を喰らわば皿まで…」の気分で残業時間を伸ばすことにした。

というわけで8時の投薬を開始。そしてえっちらおっちら歩くおばあちゃまたちをベッドに放り込んで寝る体制に持っていった時点で8時半。このときに他でロングアワーをしているスタッフを引き継ぐための夜勤スタッフが登場し、「私があんたの分も引き継ぐから帰っていいよ」と言ってもらってなんだかんだで9時ごろに病院を出た。

お昼休憩からまともに座ることなく歩きっぱなし。もう足がパンパンに張って痛い。ロングアワーのときはいつも着圧ストッキングを履いている。今日は普通のくるぶしまでの靴下だったので、こんな長時間労働だったらそりゃ足もむくみますわい。

家に帰ってやっと一息。ぶっとい足をソファの背もたれに乗せて痛みに耐えている。あぁ、今日も長かった。もう脳みそもツルッツル。

仕事中に携帯電話に番号非通知で2度ほど電話がかかってきていた。先日の面接絡みなんじゃないのかしら?とちょっと心配。
明日は面接絡みでまた(応募した方の)病院へ行くことになっている。医療系なので、感染する病気の抗体を保持しているかどうかの検査を受ける必要があるため。注射の予感。あぁ、憂うつ。
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