何十年ぶりかに転んだ
昨日は今年最後の整体院に行くべく30分の道のりを歩いていた
途中信号が7つある
いつものことながら信号の一番前にいないと気が済まない
たったったと人波かき分けて一番前を陣取る(バカだね)
最後の七つ目は一番長い信号つまり道幅が広い
そこに来て人の隙間をぬって一番前に陣取ったと思いきや
見事に転んだ!
ああ転ぶつまずいた!と思ったけど足にストッパーがかからない
最近特にそれを感じていた
弁慶の六方を踏むみたいにたったったと踏みとどまらなくなっていた
足の衰えか腰の衰えか
出かける時
「この靴は躓くんだよな、気を付けねば」
と自分に言い聞かしたのだが、靴の方はその独り言を真に受けて見事につまずいて見せた
左のほほ、左の膝、右の手のひらを擦りむいたようだが血はでていなかった
全開のハンドバックの口からスマホが滑って飛んで行ったが、親切な方が拾ってきてくださった
起き上がりながらにこにこ笑ってお礼を言うが恥ずかしい
幸い整体院はその信号を渡ってしまえば目の前なので、すぐ駆け込み
「コロンじゃった」
「あら厄落としね」
とさっそく骨のゆがみをいつもより丁寧に直してくれる
「咳がひどかったの?」
「痛い痛いいはー、そうですよ」
「未だ咳が出たりないのね、其れで転んだのよ」
咳は骨のゆがみを必死で直してくれるのだからどんどん出しなさいーーと
風邪は体の治療薬、ありがたいと思わないとねーーと
一年の骨のゆがみがこれで直ったみたい
ありがたや天才整体師