年の瀬の28日とか27日には正月飾りを鳶たちの手で作っていただく
前は頭手作りだったが最近は舎弟に移っている
この舎弟がいい
すっかり仲良しこよしで毎年趣向を凝らしてくれる
ここのところ新宿駅の再開発のため、西口あたりでの販売ができなくなったので、熊野神社境内での販売となり、そこで手作りするので手炙りしながら作品の完成を逐一眺めている
鏡餅を飾る趣向は見事の一言
これは頭の手による
小さな鏡モチにもそれなりの美しさがある
境内に行く前に味噌屋に立ち寄ったら、商店用の正月飾りが終わっていた
「これ頭のでしょう?いいねえ粋だわね」
「前はここにも大きな鏡モチを飾っていたんだけどね」
「そうだったわね見事だった」
「店の作りを今風にしたら、鏡餅の安定が悪くなっちゃったよ」
「やはりここらあたりの正月飾りは江戸の雰囲気が残っているわね」
「かしらがいいからね」
お互いに頭自慢して店を出る(笑)
「今年はどういうのにしようかな」
「お任せ」
ササさーとできていく
「ここの万両の結びめは隠さないとな」
「鶴がいい」
「おおー」
完成したところに赤坂からわざわざ立ち寄った深沢菜月さん
「うわー先生と同じの作って!」
「いいよ」
銀座にあった日本料理屋を閉めたので「かしらの門松」は今年はお休み、それでもきっぱりとした美しさに魅せられているので、赤坂のイタリア料理のお店には今年は和風のリースを飾るのだという
「いい年を」と頭の「日めくり」頂いて超ご機嫌のチャ子ちゃん先生