チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

秋を着る

2015年08月27日 09時24分14秒 | 日記
処暑がすぎ
月が変わると「白露」季節は休みなく次へと移動をする
身体が付いていかないと嘆く人が多い
チャコちゃん先生も7月から8月初旬に掛けては本当にどうなるかと思った
しかしきものが身体を守ってくれたと思う

いまから40年前有るきっかけがあり毎日きものを着ることにした
初めは3日日間と思ったが
日々感じるところがあって終に365日20年間!
今考えると凄い無理をしていたなと感じる

家でもきものという徹底だったが
とにかく季節を先ず追っかけることが必死
その頃は着物に詳しい方も大勢おられて
チョットでも季節を遅れていると
「もうその柄は着ないのよ」と注意を受けた

ナマイキ盛りだったので
何で季節を重要視しなければいけないの着たい物を着るでいいじゃん
とおもうが

お姉様おばさま達の無言の冷たい視線に
ではなぜ?を研究しよう
と古い本を紐解いた
「本来を知った上で自分流に着る」と云うことを学んだ

そして今本当に解る
日本人が季節を愛でる心を着物に託す気持ちが
それは明らかに「自然法則」を守っていること
自然のエネルギーを身につけて自分自身を元気に穏やかにするすべが
「季節を愛でる」「季節を感じる」と云うことであった
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