チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

そうだ龍角散

2010年04月07日 09時43分43秒 | 日記
今でも有名なとある出版人の初代夫人
離婚を通告され
子供を抱え慰謝料で銀座にバーを持った

書籍に関係のある人は
出来るだけその店を助けようと売上協力

生意気にもその店の常連となった
チャコちゃん先生
そこで龍角散の故藤井社長と懇意になった

いかに着物がいいか
特に絹のよさは計り知れない
と常に社長に向かって熱く説く

「化繊だってウールだっていいだろうよ?」
そんなことは無いといきまく若いチャコちゃん先生
相手は科学者なのに科学で説明できないもどかしさ

それで猿で実験することになった
どちらかが負けたらⅠ年此処のバーの勘定を持つ
というもの

すわ ともう紅花の下着にこっていたので
早速化合繊維、麻、絹のちゃんちゃんこをつくり
猿に着せた

暫くして
「すぐ来てよ猿がオカマになっちゃったよー」
駆けつけると
化合繊維のちゃんちゃんこを着た猿は
かきむしって早く脱がせろとやかましい
麻を着たのサルは平常心
さて絹ザルは

「ホント気持ちよさそうにトロンとしているわね」
肢体も横座り
あまりの色っぽさに大笑い

こんなことがあって
きものに対する見方も変えてくださり
絹と脳の関係とか
絹と肌の関係など
いろいろと科学的なことに便宜を図ってくださった

この時期の様々な実験が
チャコちゃん先生をますます着物の世界に
踏み込ませてしまった

もちろん
Ⅰ年ではなくずーと無銭飲食であったわい
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