※ 寿命と老化と
ヒトも他の動物も成長過程を過ぎると老化へと移行します。樹木は 環境によつて非常に長命な物も見られますが、植物全般ではニュ アンスが多少違うようです。では、この寿命と老化との兼ね合いを 考察すると、諸々の対応能力に起因するのだとのことです。いわゆ る修復力がヒトは他の動物に比べて、格段に備わっている。また、 科学的研究成果によって、その恩恵を享受することによって、一段と 修復能力が向上しているようです。
※ では、ヒトの寿命は・・・・
旧約聖書の何処かの箇所に、ヒトは120歳が寿命だと、一つの目 安が記載されているとのことです。実際にフランスに在住する、ある 女性は現在122歳で、すこぶる元気に過ごしているとのことです。 心身ともに健康だということの基準は、決して寝たきりで生かされて いる状態を言うのではなく、日常生活を不自由なく、1人で過ごすこ とが出来るということで、彼女はそれを実践しているようです。そのこ とから推察すると、120歳は十分クリアできることを照明しているよう です。更に、過去にはモツと長命だつたと言われる、伝説の人物が います。真意のほどに疑問符が持たれてはいますが、ニッカウイス キ-のラベルに使用されている<ト-マス・パ->その人です。
※ 修復能力と継続的健康状態の確保?
ある時期を境に、段々と回復期間が延びていくことを自覚し始めます。 もともとヒトの回復過程は、三段階に分かれているといわれています。 短期に回復することと、一両日要すること、更に2、3日以上かかるこ ととの組み合わせを持ち合わせている。だが、そのことを考慮しても、 反復時間や反応能力のリズムが微妙に長くなる。回復力の衰え、老 化現象の始まりである。でも、平均寿命が延びたこととも連動してか、 一流アスリ-ト達の現役年齢が伸びていることもまた事実であること は否定できません。これは、本人の持って生まれた能力の個人的な 違いだけということより、回復力の修復方法をいち早く習得して実践し ていることが非常に顕著なことのようです。あるヒトは、天才の定義は、 継続する能力だと断言しています。飽きっぽいヒトにとって耳の痛い話 のようですし、おおにしてヒトは頼ること、人任せにする傾向があるよう です。自分の寿命はどんな名医でも、請負保証などされないことを自 覚することです。医学的科学の進歩も不老長寿薬などは、この先何十 年、何百年も期待できないことを認識するべきのようです。
※ 天寿を全うするには!?
老化はどの人も、避けては通れない現実です。では遅らせることの出来 る特効薬は存在するのでしょうか。そのことに関して、研究している方が 導き出した結論は、カロリ-ベ-スでのバランスが最も重要なことだと 断言しています。その他、免疫力など自然治癒力のメカニズムを研究し ている方たちの提唱していること等を総合的に判断すると、特効薬の代 わりになりうる基本的なことが見えてきます。 人生への感じ方、生き方は夫々の個人の人生観で大きく異にしていま す。住む地域や気候、食事など諸々の環境が最適なことは偶然なことの 重なりで、誰もが享受出ることではありません。その上、何もかも欲張っ たひとり満足は、どうも神様は認めてはいないようです。おいしいものを 沢山食すことが出来て、おいしくて、楽しくて満足な人生だったという人、 飢餓に苦しみ何も満足できなかったという人たちは、途中下車しなけれ ばならないようです。取っ掛かりは非常に難しそうでも、標準体型を確保 すると、あらゆる臓器や細胞が活性化します。自身自覚する、健康体の 基準は消化器系と生殖器官に顕著に現れるようです。動物実験(マウス) ではいつまでも繁殖機能が衰えなかったとのことです。ある人は生活習 慣病の改善に、劣悪な職場環境や労働条件を最優先に、政策転換を挙 げている方もいます。だが人はみな、楽しい人生を夫々の個性の力量の 中で全うするために、存在意義があるのです。 では、天寿を全うするための方法は?
- 社会とのコミニュケ-ション(仕事をやボランテァ等で貢献)
- 筋肉の構築(毎日継続的に動くこと)
- バランスの良い食事(3:1:2の法則)
- 柔軟性の確保(老化とは硬くなること)
- 基礎体温36度以上を確保、できれば36・5℃
※朝、起床時の安静状態での計測で、36度以上確保出来ている。外気 温や天候で微妙に変動する。西洋医学にはこの思想がない。狩猟民族の 体質は陽性体質が多く、全般に体温が高めである。このためこの概念がな いようです。だが、生命の根幹を成す重要なポイントは、遺伝子・酵素・免 疫の原資となる大腸菌や脊髄液・細胞などの生命体が、最も活動がスム- ズに履行できる体温であるようです。そのため体を温めることを主眼におい て養生したところ、不調だったことが嘘のように健康体になつた経験から確 信をもってお薦めです。 日本分子生物学会第8回春季シンポジュウム講演、一部参考