゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

こどものほん(柴村紀代・児童文学者)

2008-08-04 16:51:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

ゆめゆめえほん (学研おはなし絵本) ゆめゆめえほん (学研おはなし絵本)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-06

朝、目を覚ましたとき、どんな夢を見ていたか覚えていますか?急い                           で思い出さないと、夢はいつのまにか消えてしまいます。でも、ときど                          き、しっかり覚えておきたいような楽しい夢もありますね。この絵本の                           「ぼく」も朝、ミツバチの夢を見て目を覚ましましす。するとミツバチにな                          っていて、その日はパンにハチミツをたくさんつけて食べたんですって。                         「ぼく」は、ふくろうの夢を見たり、セミになったり、トンボになつたり、目                          を覚ましてもやっぱり夢の中だったりと、忙しい絵本で、だから、これは                         夢がたくさんの「ゆめゆめえほん」なんですね。

100かいだてのいえ 100かいだてのいえ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-05

100階建ての家って、どんな家かな?きっと空まで伸びる高-い、高-                         いビルなんてせしょうね。この絵本も、横長の絵本を縦に開いて、上へ                          上へと上がっていくのです。めくりながら下を見ないようにね、こわいか                       ら・・・。さて、この家は10階建てだから上がっていくと、全部で10種類                         の動物に会えます。ネズミさんやリスさんやカエルさんたち、みんな楽し                         そうに住んでいます。さて、100階に住んでいたのはだれかな?雲に                          上に住んでいる生きものは何?っていうなぞなぞかな?帰りはクモのエ                         レベ-タ-ですいすい降りてきました。よかったあ、楽ちんでえ。

「低・中学年向き」

汽笛 汽笛
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2008-06

8月が来る度に、日本が戦争をしたこと、広島と長崎に落とされた原爆の                        ことを子どもたちに伝えていきたいと願います。長崎源之助さんは以前に                        『ひろしまのエノキ』という原爆で傷だらけになった木の話を書きました。                         その本を読んで感想をくれた子どもが大きくなって、この本の編集者にな                        りました。これは戦争が終わって日本に帰ってきた兵隊さんが、長崎の病                        院で被爆した子どもたちと過ごした日々が静かに語られる話です。入院し                        ている娘のために汽笛を鳴らす父親。それを聞きに寒い冬の丘に立ち続け                       る子どもたち。今年もまた、子どもたちに伝えたい1冊が生まれました。

花火とおはじき (ポプラ物語館 11) 花火とおはじき (ポプラ物語館 11)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2008-04

もうすぐ夏の花火大会が始まりますね。おばあちゃん子だった「あい」                          は、急に亡くなってしまったおばあちゃんのお通夜の日、不思議な女                           の人に誘われて、夏祭りに出かけます。よく笑い、よく食べるお姉さん、                         それは若い日のおばあちゃん、その人でした。昔の恋人のおじいちゃ                          んも若い姿で出て来て、みんなで花火を楽しみます。夜空に広がる                            華麗な花火、それがおばあちゃんとの最後の花火の見納めでした。                           愛する人との別れの切なさが、少しずつ癒されていくような、そんなぬ                          くもりを感じるお話でした。

「高学年以上」

月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立 (くもんの児童文学) (くもんの児童文学) 月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立 (くもんの児童文学) (くもんの児童文学)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-04-09

今から200年前の江戸時代、天体観測に魅せられた男がいます。大                          分県の医者の家に生まれた麻田剛立は、5歳の時にお日さまの影が                          季節によって変化するのに気づきました。その後、日食や月食が太陽                          と月の配列によることに気づき、暦にない日食を予言します。その後も                          反射望遠鏡で月を観測し、日本最古の月面観測図を描きました。「月                          のえくぼ」というのは月のクレ-タ-のことですが、日本人として初めて                         月のクレ-タ-に名前がついたのもこの麻田剛立が最初です。作者は                         この剛立の月面観測図を捜し求めて全国を歩いたそうで、その執念も                          すごいと感じました。

きのうの少年 (福音館創作童話シリーズ) (福音館創作童話シリーズ) きのうの少年 (福音館創作童話シリーズ) (福音館創作童話シリーズ)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2008-05-15

アキは父親と二人暮しの女の子。母親はアキが小さいとき、交通事故                          で亡くなり、父親はコンピュ-タ-の仕事を自宅でやりながら、昼間は                          近くの池で釣りをしています。父親の弟子のケイトは、5年前に見た巨                          大な池の主に魅入られています。アキとケイト、それから男の子2人の                          4人組か゛過ごした1年間の四季が淡々とつづられます。さほどの事件                          もなく流れていく日常の描写、でも、ラストに見た中学生が去年の少年                          とは違うように、アキたちもやがていや応なく変わることを暗示して物語                         は終わります。全編に流れる透明感や静けさが、少年時代への淡くは                          かなげな郷愁を誘います。

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ひとりの老後を心楽しく生きる方法

2008-08-04 15:30:00 | 本と雑誌
ひとりの老後を心楽しく生きる方法 ひとりの老後を心楽しく生きる方法
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2008-07

吉武輝子著 著者は77歳。呼吸器障害のため酸素ボンベを引きず                           りながら、大腸がんの手術もしている。その中での一人暮らし。だれ                           もが老いる。暗くさびしくよりも、心楽しくがいい。本書は、老いていく                           中でも具体的に楽しく暮らしていく自身の様子を語る。例えば、ひとり                           食をぜいたくな気分で楽しむために、気に入った食器を普段に使い、                           おいしいものを通信販売などで取り寄せる。おしゃれは自己表現。                            年を重ねてこそ鮮やかな色も似合うと、服やアクセサリ-のおしゃれ                           を楽しむ。人生の三分の一は睡眠時間だからこそ、パジャマは手抜き                          をしないで選ぶ。衰える機能をカバ-する補助器具は、上手におしゃ                           れにアクセサリ-化する。さらに70歳の手習いではじめた合唱。そこ                          から広がる友人関係。自立は、大勢の人たちの支えがあってこそ。                           「心はしっかり自立しながら、柔らかく依存する生き方がいい」という                           著者の言葉が多くの人たちの共感を呼ぶ。

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食生活改善が奇跡を呼ぶ !?

2008-08-04 15:00:00 | 健康・病気

十勝管内芽室町で「rethree(リスリ-)料理教室」を経営する高遠                            智子さん(39)。rethreeは、リラックス、リペア、リファインの三つの                            reから命名。「芽室の農家さんがいろいろな有機野菜を教えてくれ                            るんです」。高遠さんがオ-ガニックに目覚めたのは28歳の時。                             がん末期と宣告され、好きなことをしようと出掛けたフランスでだっ                            た。「市場で有機トマトを食べたら、とってもおいしく感じたんです。                            舌の感覚がまだあるのだから、みっと食を勉強すれば生命力が戻                            るのでは」と思い立ったそう。治療とともにフランスでオ-ガニック料                           理を、中国で薬膳を学び、食生活の改善に努めたところ、現在もいた                           って健康。自身の経験を生かし、地域の良質な食材をペ-スにした                           料理教室を開くまでになった、とのことです。                                         このレポ-トから逆にこの方が末期がんに至るまでの食事や生活が                           どのようなものであったか、参考として興味がわきます。人には解毒                           作用やそこそこ再生可能な免疫力を有し、生涯病気とは無縁な方も                           います。また、医学の目覚しい発展は、外科的損傷や未知の感染症                           との闘いからの驚異的回復を可能としています。再生医療の可能範                           囲の拡大報告をニュ-スとして知ることが、安易な生活活動や、医師                          任せの、何とかしてくれる風潮に繫がっている気がして成りません。                           突然病気が訪れる訳ではなく、日頃の不摂生が、バランスを欠いた                           食事習慣が、元気でいられる許容範囲を逸脱したことを自覚し、その                           警鐘を感謝し休養することが一番のようです。

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土・森・海<循環型農業で安心野菜>

2008-08-04 11:30:00 | ほっかいどう関連情報

日ハムが網走で展開                                                      ふん尿を堆肥化⇒作物育て豚の餌に

100_0893 ハム・ソ-セ-ジ゛、最大手の日本ハムが網走                            市で展開する大規模な循環型農業か広がりをみ                           せている。これまでは自社農場から出る大量の                           豚のふん尿を有機肥料化し農家に販売する事業                           が中心だったが、今年から自社農場で、有機肥                           料を使った飼料用作物栽培も本格的に開始。農                           場で豚の餌をつくる「自己完結型」の循環農業を                           目標としている。

同市豊郷の丘陵地帯。日ハムの養豚子会社、インタ-ファ-ム(青                           森)の知床事業所は、50㌶の敷地を有し、道内有数の年間5万5千                          頭以上の豚を出荷している。ここの豚のふん尿からつくられる有機肥                          料が、道内の農家の間で評判を呼ぶ。網走市内の農家、金沢尚秀さ                          ん(58)は「キャベツなど生で食べる野菜では、何とも言えない甘み                            が出る」と語る。同事業所では、25年前の設立時からふん尿の再資                          源化に取り組んできた。豚舎から出るふん尿は1日360㌧。農場を歩                          くと巨大な水槽がいくつもあらわれ、ふん尿を固形のふんと液状の尿                          に分離。分離された固形分は、数十日間発酵させて堆肥化する。ふ                           ん尿から固形分の有機肥料を年8百㌧、液体肥料を7万㌧つくり、網                          走、釧路などの230戸に販売。1340㌶の農地でジャガイモ、ニンジ                          ン、ダイコンなどの作物が栽培されている。道立畜産試験場(十勝管                              内新得町)は「これだけ多くの農家に販売する例は道内ではほかにな                          いのでは」という。知床事業所はさらに循環農業を一歩進める。これ                           までタマネギを栽培していた農場内の12㌶の畑で、今年から有機肥                          料を使った飼料用トウモロコシや小麦などの栽培を本格的に開始。今                          後は畑の面積を徐々に広げる計画だ。豚のふん尿が肥料となり、そ                           の肥料で作物を育て、豚の餌にする-。事業所内でのリサイクルを                            目指す。背景には餌代の高騰もある。松田倉知・環境部部長は「餌                           の一割、二割でも自給したい」と語る。ふん尿から精製されるメタンガ                          スの有効利用も進める考えだ。同様の試みは、道内に広がる。回転                           ずし「トリトリ」を展開する北一食品(北見)のグル-プ会社も石狩市厚                          田区の養豚場で、約3千頭の豚のふん尿を堆肥化。地元農家がそれ                          を活用して野菜を栽培する地元完結型の循環型農業が行われている。                         酪農学園大(江別)の干場信司教授(家畜管理学)は循環型農業につ                         いて「環境対策と安心・安全な農作物を増やす効果がある。大半を輸                          入肥料に頼る豚の餌も日ハムのように少しずつ自給すれば、食糧自                           給率向上につながる」と意義を語る。

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