゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

カルシウム増加⇒記憶力高める

2008-08-05 15:50:00 | 健康・病気

分子レベルで解明神谷北大教授

北大大学院医学研究科の神谷温之教授(神経生物学)のグル-プ                           は4日、脳の神経細胞内でのカルシウムの増加が記憶形成に関与                           する新たなメカニズムを分子レベルで解明したと発表した。カルシウ                           ムを増やす物質も特定したことで「認知症治療や記憶力が良くなる                            新薬開発につながる」(神谷教授)という。論文は、米国科学アカデ                            ミ-紀要(電子版)に5日、掲載される。脳内の情報伝達は、神経細                            胞同士の継ぎ目(シナプス)において、グルタミン酸を受け渡すこと                            で行われる。脳は強い刺激を受けとると、大脳の下部にある記憶を                            つかさどる「海馬」内でグルタミン酸を受け取る受容体を増やすことで                           情報伝達量を増大させ、これが「記憶」になるとされる。しかし、海馬                           の約3分の1を占める「CA3野」と呼ばれる部位に限っては、受容体                           を増やす物質がないのに記憶機能はあることが判明しており、別の                           メカニズムが働いているとされていた。神谷教授らはマウスを用いた                           実験で、CA3野では脳が強い刺激を受けると、情報を受け取る側の                           受容体ではなく、伝える側のグルタミン酸を増やすことで記憶形成し                           ており、グルタミン酸の増加はカルシウムの増加が引き起こしたもの                           であることを解明。そのカルシウムは強い刺激でシナプスに少量提供                          された後、CA3野にのみ存在する「2型リアノジン受容体」がカルシウ                          ムを増やしていることを突き止めた。また、2型リアノジン受容体にカ                           フェインを与えると、増幅効果が高くなることも確認した。神谷教授は                           「カフェインを含むお茶やコ-ヒ-を飲んで勉強すると記憶力が上がる                          という経験則と合致する」としつつ、カフェインは別の受容体をより刺激                          し、興奮作用も引き起こしてしまうため「2型リアノジン受容体のみを刺                         激する物質を見つければ、記憶力向上の新薬になりうる」としている。

PTSD解明助ける

柚崎通介・慶応大医学部教授(神経生理学)の話 これまで海馬での                          記憶メカニズムは、情報の受けて側の神経細胞の研究が主だったが、                         今回は送り手側に着目して解明した点が独創的だ。記憶の仕組みが                          分子レベルでほぼ解明されたことで、記憶障害の治療薬開発にちなが                          るだけでなく、ストレスや心的外傷後ストレス障害(PTSD)、ニコチン                           中毒など「病的な記憶」の仕組みを解明する一助にもなる。

コメント

肥満招いた給食外注化

2008-08-05 14:30:00 | ダイエット

まちかど=ワシントン 三浦 辰治

米国で飛行機に乗るたび、実は恐れていることがある。米国内線の                            座席は思いのほか狭い。三人掛けの真ん中の席に当たった時のこ                            と。日本ではまず見ることができないほどビックサイズの2人に挟ま                           れた。「すまんね」などと気を使ってくれるし、悪気がないのは十分分                          かるのだが、体が必然的にはみ出してくる。夜行便だったが、圧迫                           感からほとんど眠れなかった。以来、隣に座る人の「体格」がやたら                           と気になる。肥満が米国の社会問題になって久しい。最新の調査結                           果では、米国人の四人に一人が肥満という。特に最近では、青少年                           の肥満が深刻度を増している。6-19歳の肥満率は20歳以上の約                            2倍。原因の一つに、学校給食の外注化があると聞いた。公共予算                           削減と民営化の流れの中、数年前から学校給食に大手ファストフ-ド                          業者の参入が相次ぐ。知人が通う小学校でも、某業者のピザやバ-                          ガ-が人気らしい。「市場原理万能」の国とはいえ、それが子供の健                          康を害するなら考え直した方がいい。

コメント