新規就農 札幌の高岡さん 観光農園で一般開放
建設設備会社の技術者だった男性が、定年後 に新規就農して札幌市東区中沼町に開いたプ ル-ペリ-の果樹園を、今月から観光農園とし て一般開放している。札幌市北区の高岡功さん (63)。10年前、静岡県のブル-べり-農家の 特集番組をテレビで見て、定年後の仕事にブル-べり-栽培を思い 立った。本やインタ-ネットで栽培法を学び、2003年に石狩市生振 に土地を借り、苗木の育成を始めた。06年7月に退職し、新規就農 向けの研修に入り、昨年7月に独立した。札幌市の特定法人貸付事 業の制度を利用して、東区中沼町に80㌃の農地を借り、石狩市で 育てていたブル-べり-を移植するなどして、現在2200本を栽培す る。将来は「1万本まで増やしたい」と意気込む。完全無農薬、有機 肥料で育てた果実は、直径1・5-2㌢ほどの大粒。主に市内の大 手菓子メ-カ-に出荷している。観光農園の入場料は中学生以上 800円、小学生400円、幼児無料。持ち帰り分は100㌘200円。 9月上旬まで楽しめる。1日の入園者数に制限があるため、予約が 必要。希望者は前日までに高岡さん℡090・7641・6366へ