室温上昇抑える効果
グリ-ンカ-テンをご存じでしょうか?アサガオやヘチマなど、つる性植物を窓の外にはわせる自然のカ-テンのことです。地球温暖化などの環境問題が叫ばれている昨今、二酸化炭素を軽減する植物の利用に注目が集まっています。これも、その一つ。道外では、小学校などで盛んにこのグリ-ンカ-テンが作られているようです。二酸化炭素の軽減だけでなく、室温の上昇が抑えられ、エアコンなどの使用も控えることができると話題になっています。4、5年ほど前から実践しているというお宅に先日取材におじゃましたところ、「夏になると、窓から入ってくる風が涼しい」と話していました。もともと始めたきっかけは、景観上の理由で車庫につる性植物をはわせたこと。すると、例年よりも明らかに中の温度が違ったといいます。植物を壁にはわせることが壁面の温度の上昇を抑えることに気が付き、それ以後、窓の周囲を植物で囲うようになったそうです。印象深かったのは、環境的なことだけでなく、室内から緑が見えることが気持ち良いのだと話していたことです。環境にもよく、心にも安らぎを与えてくれるグリ-ンカ-テン。来年はご自宅で試してみてはいかがでしょう。(花新聞ほっかいどう)