゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

メタボ仕組み解明

2009-07-27 17:27:38 | 健康・病気

東大グル-プ Tリンパ球 脂肪内炎症の原因

糖尿病や全身の代謝異常などメタポリック症候群の症状は、内臓脂肪内での炎症が原因になっているが、東京大循環器内科のグル-プは、免疫細胞の一つTリンパ球がこの炎症の引き金になっていることを突き止めた。発見はこの仕組みをタ-ゲットにした治療薬などの開発にもつながるという。26日付けの米医学誌ネイチャ-・メディシン電子版に発表した。東京大の真鍋一郎特任准教授と西村智特任助教らの研究チ-ムは、マウスの脂肪組織を染色し、生きたまま可視化する手法を開発。マウスに高脂肪食を与え、内蔵脂肪とその周囲の細胞で、炎症が起きる経過を調べた。その結果、肥満した脂肪組織では免疫細胞の一つTリンパ球が増加。これが白血球の一種マクロファ-ジを呼び寄せ、慢性的な炎症を起こす引き金になっていた。一方、Tリンパ球を持たないマウスでは、炎症はほとんど起きなかった。また、こうしたマウスにTリンパ球を外から補充すると炎症が起きることもわかった。研究チ-ムによると、肥満だけでなく、動脈硬化も慢性的な炎症が原因になっているほか、がんやアルツハイマ-病などでも関連が指摘されているという。真鍋特任准教授は「生活習慣病を考える上で、慢性炎症は重要。炎症を引き起こす仕組みを標的にした新しい治療法が生まれるのではないか」と話している。

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体内時計いま何時?

2009-07-27 12:54:49 | 健康・病気

理化研、慶応チ-ム 脂質やアミノ酸 分子の量から測定

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あなたの体はいま何時?ほぼ24時間周期でリズムを刻む生き物の体内時計が、何時ごろを指しているのかを外部から知る手法を、理化学研究所や慶応大のチ-ムで開発した。人に応用できれば、睡眠障害やホルモン分泌異常など、体内時計が関係しているとされる病気の診断や治療に役立つ。「さまざまな開花時間の花を文字盤に配置し、花から時間が詠み取れるようにした18世紀の植物学者リンネの『花時計』にならった」と上田泰己・理研チ-ムリ-ダ-。体内時計は、脳や体内の組織にあり、遺伝子の働き具合などによりリズムを刻む。上田さんは当初、遺伝子の働き具合から“体内時間らを知ろうと考えたが、細胞の採取や遺伝子解析に手間がかかる。そこで、体の代謝によって血液中に放出されるアミノ酸や脂質などの分子に着目。ごく微量の分子でも、一度に数千種類を計測できる慶応大の装置を使い、マウスの血液を4時間ごとに測定した。その結果、朝に量が増える分子や夕方に増える分子など、24時間周期で量が変動する分子が数百種類見つかった。うち、物質名などが分かっている40種類について、時間とともに量が増減する様子を一覧表にまとめ、分子量から体内時間を読みとれるようにした。次に、人為的昼夜を厳密に管理した別のマウスの血液中の分子を調べると、1~2時間の幅はあるものの、ほぼ正確に時間が推定できた。昼夜を突然逆転させたマウスは、体内時計がずれて時差ぼけ状態になることも確認した。人のぜんそく発作や心筋梗塞など病気の発症、自然分娩は、起こりやすい時間帯があると考えられている。上田さんは「最も効果が高い時間帯を狙って患者に薬を与える“時間治療”につなげたい」と話している。

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