゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

アレルギ-悪化 仕組みを解明

2009-07-20 17:53:43 | ニュース

兵庫医大などのチ-ム                                                       好塩基球の働きカギ 新薬開発に期待

100_7218 花粉症が年々ひどくなっていると感じる人は多いだろう。アレルギ-反応がいったん発症すると、原因物質(アレルゲン)にさらされる度に症状がどんどん悪化する傾向にあるのは、血液中の「好塩基球」という免疫細胞の働きがカギとなっていることを、兵庫医大などのチ-ムが解明した。

同医大の中西憲司教授は「症状を悪化させる“悪の連鎖”の仕組みが分かった。効果が長持ちするアレルギ-薬の開発につながるかもしれない」と期待している。アレルギ-反応は、本来なら外敵を退治する免疫が、過剰に働いてしまうのが原因。アレルゲンの刺激でリンパ球のT細胞が分化して、免疫の司令塔の役割を担うヘルパ-T2細胞に姿を変え、アレルギ-反応を引き起こす免疫グロブリン(Ig)Eが作られる。この過程で、T細胞が分化するには「インタ-ロイキン(IL)4」というタンパク質にさらされる必要があるが「IL4がどこから分泌されるかがミステリ-だった」(中西教授)という。チ-ムがマウスの骨髄から採取した好塩基球を、アレルゲンやT細胞とともに培養したところ、好塩基球がIL4を分泌し、ヘルパ-T2細胞が増えることも確認された。また、IgEとアレルゲンをマウスに注射するとヘルパ-T2細胞が増加したが、好塩基球を働かないように操作したマウスでは増えなかった。これらから中西教授は①アレルゲンで刺激さた好塩基球がIL4を作り、その結果ヘルパ-T2細胞ができる②アレルゲンに対応するIgEができる③IgEとアレルゲンが好塩基球を刺激、IL4がまた増える④IgEがさらに増産されると、アレルギ-誘発のサイクルが増強して回り続けるとみている。

好塩基球 体内に微量しか存在しない免疫細胞。血液に乗って全身を巡るため、抗体などで働きを阻害できれば、アレルギ-反応の抑制が期待できるという。

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ピロリ菌除菌で完治

2009-07-20 16:42:07 | ニュース

東北大発表 糖尿病の一種「B型インスリン抵抗症」

胃の中のヘリコバクタ-・ピロリ菌を除菌することで、高血糖と低血糖を繰り返す糖尿病の一種「B型インスリン抵抗症」の患者が完治したと、片桐秀樹東北大大学院教授(代謝学)らの診療チ-ムが発表した。成果は18日付け英医学誌ランセットに掲載される。同疾患では、血糖値を下げるインスリンと結合するタンパク質に抗体が発生、血中糖が正常に肝臓や筋肉などの組織に取り込めなくなる。高血糖を下げようとインスリンがさらに分泌されてしまうため、一時的に抗体が外れると反動で低血糖になり、冷えや汗や震えなどの発作が起きる。治療法は確立されていない。しかし、診療チ-ムが治療を続けていた80代男性患者が、突発性「血小板減少症」を併発。昨年3月に同治療に有効なピロリ菌の除菌を実施したところ、血小板数値が改善しただけでなく、インスリン抵抗症の抗体数がゼロになったという。患者には糖尿病の症状が見られなくなり、治療から1年経過しても再発せず完治したと判断された。

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