゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

もっと知りたい 中学理科⑤

2009-08-29 18:00:43 | 学問

酸素を作り出した生物 30億年前の姿、今も豪州に

100_7247 46億年前に地球が生まれた当初は、まるで現在の太陽のように高温でとても生物が生きていられるような星ではありませんでした。10億年以上という長い時間をかけて地球の表面は冷え、やがて海ができ、その中に初めて生物が出てきたのです。非常に原始的な生物で藍藻の仲間と考えられています。この藍藻の仲間は、現在でも他の生物では生きられないような劣悪環境で生活をしています。この藍藻は地球に大きな変化をもたらしました。酸素を作りだしたのです。それまで空気中にほとんど酸素がありませんでしたが、小さなこの生物などの働きで徐々に酸素の量が増え、今のような大気中の21%も占めるようになったのです。この藍藻仲間は、ゆっくり酸素を出すとともに数を増やしました。その時、海中の砂などが一緒に塊になって、マッシュル-ムのような形を作り、1年間に0・3㍉という大変ゆっくりとした速さで成長を続けたのだろうということが化石などから分かっています。これをストロマトライトと呼んでいます。このストロマトライトは、現在でも西オ-ストラリアのハメリンプ-ルという場所で、まるで30億年前と同じような状態で生きたまま観察できます。地球上の他の場所では見ることのできないストロマトライトは深い入り江で他の生物が入りにくく、環境の変化が少なかったハメリンプ-ルでだけ、昔のままの姿で生き残ったと考えられています。現在の地球には酸素を放出する多くの植物がいますから、ハメリンプ-ルのストロマトライトが生成する酸素の量は微々たるものですが、30億年前の地球の姿を残しているこの場所は、この先もずっと今の状態を維持していけるようにと1991年に世界遺産に登録されました。(青野裕幸・江別市立大麻東中教諭)

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ガ-デンらいふ「シダ」

2009-08-29 16:18:28 | ガ-デニング

強くて手間かからず

100_7248 庭の取材で、初めてシダを見た時の驚きを覚えています。洗練された庭だったのですが、野趣あふれるシダが見事にマッチしていたのです。当時はまだガ-デニングブ-ムの走りで、1年草などをあしらった華やかな主流でした。私にとって「山に生えているもの」という程度の認識しかなかったシダが、「これほど庭に合うのか」と新鮮さを感じたのでした。聞けば、非常に強くて手間もかからず、何といっても日陰に植えられるという大きなメリットがあるとのこと。それ以降、地味な植物ながら、私の中では注目の植物となりました。自然な雰囲気の庭が人気を集めだしてからは、シダを取り入れているお宅も多くなってきました。いずれも自然で落ち着いた雰囲気を庭に与えています。一口にシダといっても、種類はさまざま。シダは胞子で繁殖する科、属を総称したものをいいます。1万種以上が広く世界に分布しています。中でも日本は宝庫で、約630種が自生しているといわれてます。道内では130~140種の自生が予想されるという報告があります。葉の形もバリエ-ションに富み、道内の庭でも今後、より活用できる魅力を秘めているといえるでしょう。(花新聞ほっかいどう)

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京大チ-ム研究成果②

2009-08-29 15:58:50 | ニュース

メタボ治療へ新物質 脂肪肝防止、マウスで効果

細胞内で脂肪がつくられるのを抑え、肥満や脂肪肝を防ぐ効果がある物質を、京都大の上杉志成教授らのチ-ムか゛マウス実験で発見し、27日付けの米科学誌に発表した。そのままでは体内に吸収されにくいが、化合物にすれば薬として使える可能性があるという。上杉教授は「将来はメタポリック症候群の治療に役立つと期待きる」と話している。物質に抗がん作用があるのは分かっていたが、チ-ムは今回、脂肪合成にかかわる遺伝子の働きを邪魔するのを発見。「ファトスタンチン」と名付けた。食欲が衰えず常に餌を食べ続ける遺伝子操作マウスに投与すると、投与しない場合に比べて体重が12%軽くなり、血糖値も70%改善した。高脂肪症の治療薬としては酵素に働く「スタチン」が有名。チ-ムによると、ファトスタチンは働きが異なり脂肪の合成を遺伝子レベルで抑える。東京大、米ベイラ-医大との共同研究。

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京大チ-ム研究成果①

2009-08-29 15:37:14 | ニュース

ips細胞 低酸素で作製効率アップ

通常より酸素濃度が低い環境で培養すると、人とマウスの新型万能細胞「ips細胞」の作製効率が大幅に向上することを、京都大の山中伸弥教授らが突き止め、27日付けの米科学誌セル・ステム・セル電子版に発表した。さまざまな組織に分化するips細胞は新薬開発や難病治療への応用が研究されているが、作製効率が低いのが課題となっている。安全で効率の良い作製手法の確立に将来役立つと期待されている。山中教授らは、培養容器中の酸素濃度を変えて実験。人の皮膚細胞を用いた場合、通常の21%の濃度で培養した結果と比べ、5%と低い濃度ではips細胞の作製効率が最大4倍に高まった。たださらに低濃度の1%では逆効果で、一部の細胞が死滅した。マウスの場合も5%が最も好条件で、作製手法や培養期間を変えることで、効率を最大20倍に高めることができた。

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