゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

肝炎の犯人は複数

2010-09-21 17:49:16 | 健康・病気

これまでに、肝炎を引き起こすウイルスには、A、B、C、D、E、Gの計6種類があることが分かっています。しかし、これら既知のウイルスがないのに輸血などで肝炎になる患者がまだ数%いますし、また、肝硬変や肝ガン患者の5~10%、劇症肝炎患者の40%が、その発病原因が不明です。現在、その病原ウイルスが追求されていて、その有力候補に浮上しているのが「TTウイルス」です。                                            TTウイルスは、日本人の研究者によって1997年にその存在が明らかになりました。TTウイルスという名前は、このウイルスが発見された血液を採った肝炎患者のイニシャルを取ったものです。                             このウイルスが発見されたあと、日本国内の研究者が調査したところ、劇症肝炎や慢性肝炎の患者の約半数、糖尿病透析患者の約4割、薬物乱用者の約3割がこのTTウイルスの感染者でした。また、日本赤十字社が、1977年来凍結保存しておいた非加熱製剤を調べたところ、それらの製剤からも発見され、このウイルスが20年も前から広まっていたことがわかりました。今では、日本人のほとんどがこのウイルスに感染していることがわかっています。最近、このウイルスのすべての遺伝子情報が解読され、遺伝子の型の種類が大変多くて、19種類もあることがわかりました。その中で、「遺伝型Ⅰ」という特別の遺伝子情報のTTウイルスを持った人だけが肝炎を発病し、他の遺伝型は肝炎の発症原因にならないということです。大人の遺伝型Ⅰの感染率は、日本で約10%、アフリカで約50%、欧米では低くてイギリスで2%、と推定されています。

  1. 肝炎には、A、B、C、D、E、Gの計6種類
  2. A型、E型は肝炎のウイルスが口から入ると感染し、B型、C型、D型、G型は血液を通じて感染します。
  3. B型肝炎は、ウイルスがいる状態(キャリア)でも、発病しないことが多いのですが、肝炎が慢性化したり、劇症肝炎を起したりする場合もあります。C型肝炎は慢性化すると、肝硬変となり、肝臓ガンになる場合があります。
  4. 肝臓は悪い部分があっても、なかなか症状があらわれないため、「沈黙の臓器」といわれます。
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恐ろしいC型肝炎ウイルス

2010-09-21 17:16:07 | 健康・病気

日本人がかかるガンの中で、胃ガン、肺ガンに次いで3番目に多いのが肝ガンい゛す。肝ガンの原因の8割は、C型ウイルスによって引き起こされるC型肝炎であることがわかっています。                            C型肝炎の感染原因の半数は、輸血や入れ墨、覚せい剤の注射であり、残りの半数が原因不明と言われてきました。母子感染が起こる割合は非常に低く、日常生活で他人に感染する心配はほとんどありません。しかし、裁判などの報道でも指摘されている、昔、予防接種の医療行為の際に、注射針や注射筒を連続使用していたことが、C型感染ウイルスの有力な感染源であると指摘されるようになりました(現在は、注射針や注射筒は使い捨てをすることになっています)。更に、「非加熱血液凝固因子製剤」の投与を受けた患者が、B型、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いこともわかってきました。厚生労働省は、血友病以外の病気で非加熱血液凝固因子製剤の投与を受けた心当たりのある人たちに、肝炎ウイルスの検査を受けるよう呼び掛けていますが、該当する人はC型肝炎感染者の中のごく一部ですし、自分がC型肝炎に感染していることさえ気づいていない人もまだたくさんいます。            現在、C型肝炎の治療として最も有効とされているのが、インタ-フェロンです。インタ-フェロンはウイルスに感染したときに体内でも作られるタンパク質の一種ですが、C型肝炎では作られる量が不十分なので、薬として投与するのです。インタ-フェロンには、ウイルスの排除を助け、増殖を抑制する作用があります。しかし、インタ-フェロンの効果は100%確実ではありませんし、副作用もありますので、C型肝炎ウイルスの遺伝情報を利用して治療など、新たな治療法が研究されています。

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肝臓の解毒作用の限界 !?

2010-09-21 16:37:33 | 健康・病気

人体に有害な物質を無害なものに変えて体外に排せつする解毒作用の機能

  • アルコ-ルを飲むと胃腸で吸収され肝臓に入る。ここで、肝細胞の酵素によって酸化されアセトアルデヒドに変えられる。さらに酸化され、酢酸になる。最後には炭酸ガスと水に分解されて体内から出て行く。
  1. お酒に強い人はアルコ-ルを分解する酵素を肝臓の中にたくさん持っている人。
  2. 肝細胞の中の小胞体を包む袋。そこが有害な物質を分解するための酵素を作るリボゾ-ムです。そのリボゾ-ムで作られるP450という酵素。普通の酵素は解毒能力が1種類なのにP450はいろんな毒素を解毒する能力を持つ。
  3. 毒素の量(アルコ-ル飲酒量の増加)にP450も増加する。アルコ-ルに強くなる。飲酒量の増加→肝臓機能の疲弊。P450の増加は薬の効きを悪くし薬効の無力化が長期の服用を招く。
  4. 薬をアルコ-ルと一緒に飲むと、本来薬を解毒するはずがアルコ-ルに気を取られて薬の解毒ができなくなる。結果薬が聞きすぎたり副作用がより顕著になる。
  5. 肝臓機能の限界は人それぞれの生き方によりある日突然やってくる。一つの臓器の機能低下は他の臓器も疲弊している。ただ一番弱っている部位に現象が起こる。

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脂肪の役目

2010-09-21 15:59:30 | 健康・病気

肝臓に運ばれてきた脂肪は、エネルギ-の原料やコレステロ-ルを作る原料になる。余った分は貯蔵される。

  • コレステロ-ルの働き
  1. 60兆個の細胞の膜を作ったり、ある種のホルモンを作っている重要な栄養素です。
  2. 肝細胞の中には普通でも3%くらいの脂肪がある。健康な時はミトコンドリアの力でどんどんエネルギ-に変えられるので一定量以上は増えない。
  3. 余った脂肪を使って肝細胞はコレステロ-ルを大量生産している。そして、体内に送り出す。役目が終わると肝臓に戻ってくる。戻ったコレステロ-ルは、処理され胆汁になってから毛細血管を通って胆のうに貯蔵される。胆汁は脂肪の消化を助けるために十二指腸で分泌され排せつされる。
  • 脂肪→コレステロ-ル→体内でホルモンや脂質として使われる→肝臓に回収→胆汁→胆のう→十二指腸→排せつの一連のサイクルで特に女性は閉経後ホルモンとして使用されていた箇所が減る。当然血液内のコレステロ-ル値は高くなる。この数値を単純に規定してコントロ-ルできるほと体質の改善は容易でいない。そのことを想定できない医療行為に問題がありそうです。女性らしい体形を維持する上で重要なファクタ-であり、逆に高い方が長生きだとの見解は当然の帰結です。
  1. 肝細胞が作る胆汁は1日約0・5㍑。
  2. 肝臓は出ていくコレステロ-ルと戻ってくるコレステロ-ルを調節している。そのバランスが崩れる様な脂肪摂取量が多くなると血中にコレステロ-ルのカスが溜り血管障害をきたすので注意が必要。
  3. 極端な動物性脂肪の取りすぎは、脂肪肝を誘発し肝細胞の核が脂肪に押しつぶされ、破裂して死んでいる細胞もでてくる。死んだ肝細胞のキズ跡を埋めるように繊維質が発達し正常な機能を失うことになる。
  • 水に溶ける無害な廃棄物は腎臓に処理をまかせる。
  • 肝臓にいろんなストレスが加わってタンパク質を作る能力が落ち、全身に送り出すタンパク質が減り一緒に運び出されるはずの脂肪が肝細胞の中に溜まってしまう。
  1. ストレスには薬・アルコ-ルなどの人工物質も負担となる。
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