あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

今だから

2012-01-26 07:59:11 | 見上げる
昨日より少しばかり寒い気がする。たぶん、風のせいもあるだろう。出発を待つ電車の中にも時折吹き込むそれは、足元の暖房の効果をかなり減じてしまう。

東京でさえこの寒さなんだから、東北ではどれくらいかというのは、正確な数字は弾き出せないものの、ある程度の想像はできる。

今更ながら、その東北は東日本大震災による甚大な被害を受け、復興の足取りもおぼつかないという。時折伝わってくる明るいニュースは、地元の人々を勇気づけるという意味もあるが、外の人たちに「大丈夫そうだ」と思わせてしまうという副作用があるのかもしれない。

先日の新聞に、現地で活動するボランティアの人数が減っているという記事が載っていた。この寒さはそうした傾向に拍車をかけるものになってしまうだろう…と思っていた時に、震災後に被災地に入り、今もボランティア活動を進めている仲間から、誘いの電話をもらった。

この間、メールをもらうこともなかった。かなりの忙しさだと聞いていたし、6月に現地に行ったときも話すら出来ないくらいの忙しさと疲労の様子をを目の当たりにもした。邪魔になってはいけないと、こちらから連絡するのを躊躇っていた。結局は言い訳にしか過ぎないが。

そんな彼女が連絡をよこすのだから余程のことなのだろうと思ったが、僕自信も弱腰になっていて、現地に行くことを躊躇った。けれども、今しなければならないこともあるし、今だからできることもあるだろう。

具体的に何ができるのかはわからないが、まずはここに書くことで、自分の気持ちを確認するとともに、少しでも誰かに何かが伝わればと思う。
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ひかり…

2012-01-05 23:57:46 | 見上げる
今朝の新聞に、渋谷ヒカリエの広告が掲載されていた。たまにその建物を見ては、オープンを待ち遠しく見上げていた。

今夜も、まっすぐ乗換の改札口に向かわずにその建物を見上げてみた。すると、劇場になるという部分にイルミネーションが灯っていた。半球状になったその劇場がほの紅い光に浮かび上がり、これがこれからの渋谷の景色になるんだなあ…と、感慨深く思った。

そう、ここには以前、この劇場とはさかさまの半球があった。目の前にある半球は、その東急文化会館のプラネタリウムに対するオマージュなのかもしれない。

4月にはまずショッピングエリアがオープンし、劇場は7月にこけら落としを迎えるそうだ。予定されているラインナップにはあまり興味はないが、いずれは訪れたい。

ということで、今年の仕事初めは何とかこなした。
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マルモリ

2012-01-03 23:01:30 | 見上げる
三が日はあっという間に過ぎてしまった。今日は昼間は寒かったが、夜はそれほど冷えていない気がする。

今日は午後から兄と妹それぞれの家族が家に来て新年を祝った。自分に子どもがいないこともあり、こうして集まりがあって甥や姪が来るのを楽しみにしている。彼らもやがて大人になり、疎遠になってしまうのだろうが、せめてそれまでの間はこうしてささやかな絆を大切にしたいと思う。

宴も終わり、先に兄の家族が帰った後、妹が「紅白の前半を見ていない」というので、ハードディスクに残っていたそれを再生した。で、AKB48が登場すると姪が躍り出した。特に、「Everyday、カチューシャ」という曲(と、ここに書くために調べて初めて曲名を知った)が流れ出すと激しさを増した。さらに、芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんの「マル・マル・モリ・モリ」が始まると再びテンションが高まった。子どもって、こういうの好きなんだなあと、ニコニコしながら見ていた。

ところで、『マルモのおきて』は最終回だけ録画を失敗し、心残りだった。だが、昨日、今日と再放送されていて、その最終回を録画し、今見ている。昨夜NHKで放送されていた『新春TV放談2012』では、『家政婦のミタ』と『マルモのおきて』を昨年のドラマの注目作品として取り上げていた。そう、『妖怪人間ベム』も意欲作として評価されていた。関根勤さんは愛菜ちゃんと福くんを「王・長嶋」に例えていたが、若い人たちにわかるのかな? 彼らの活躍もあるが、あのドラマは阿部サダヲさんが主役という点もかなり評価されるんじゃないかと思う。

昨年積み残したことはあれこれあるが、年を跨いでしまったもののその中の一つを済ませることができた。この結末はいいのかどうか疑問だが、それは、ドラマだからいいかな。

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年の初めに…

2012-01-01 23:46:36 | 見上げる
新年あけましておめでとうございます。
今年もみなさまにとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

今年はどんな年にしようかと考えてみる。一番の望みは「人生の伴侶に出会うこと」であるが、毎年のように目標として掲げているものの、そのためのアクションは全く取っていない。本当はどうでもいい事なんじゃないかとも思うが、あれこれと心の中で理由をつけてはその問題を回避している。そう、昨日書いたのもそんな流れの中の話だ。

最近では「どんな人が好みなの?」と聞かれることもない。「高望みだからダメなんだ」というご指摘をいただくことはあるが、そう言われると余計に難しくなる。ただ、容姿よりも性格という変化はあるが、性格は深く付き合わないとわからない部分が多いが、そもそも女性と深く付き合う機会はない。

そんなではあるが、好みの女性を考えないわけではない。そんな時に基準とさせていただくのが女子アナウンサーだ。実際には住む世界は違うものの、同じサラリーマン(という言い方がいいのかは?だけど)という点で、女優さんなどよりも身近な存在に感じられるからだ。

最近はNHKを見る割合が高いため、一方的ではあるが親しみを感じるようになっている。だからというわけではないが、具体的に名前を挙げるとすると、有働由美子さんを思い浮かべる。それまでは、テレビ東京の大江麻理子さんを一番に挙げていた。今も好きな方ではあるが、ある日たまたま有働さんがメインキャスターを務める『あさイチ』を見たときにハッとした。裏表のない話しっぷりに好感を持った。昨年はいろいろな話題を週刊誌で取り上げられていたが、それさえも番組のネタにしてしまうのは強さなのかな…と、ちょっぴり気になった。

そういえば、年末年始の番組で福山雅治さんが司会として有働さんを指名したという話題があったが、その際に「彼はわかっているな」と思った。番組は見ていないが、いい番組ができたんじゃないかなと思う。

こんなことを思いながら、『あさイチ』のブログで彼女が書いた記事を読んでみたら、去年のクリスマスイブに書かれた内容が引っかかった。「自己防衛システム」って、僕もいつも同じようなことを思っている。彼女ならそんなことを考えることないんじゃないかなと思うものの、そう思ってしまう気持ちはわかる。

あれ、何だか有働さんへのラブコールになってしまったようだが、余計なお世話かもしれないけど、彼女が望む幸せを掴んでほしいと願う…って、やっぱり僕は寅さん的な生き方を続けるのかな。初夢に彼女が出てきたら、ファンレターでも送ってみようかな。
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道すがら

2011-12-23 07:04:27 | 見上げる
祝日の朝、駅に向かう道は人影も疎らだったが、駅に着くとけっこう人が集まっていた。ただ、普段の朝とは違い人々の表情は優しい感じがする。

結局昨夜も早く眠れず、何となくすっきりしないが、昨日の課題を一つ片付けないと前に進まないので、いつものように職場に向かう。

電車の中は休日を楽しもうとする人で溢れているのかな…と思っていたが、僕と同様に普段通りに仕事に向かうらしき人も少なくない。特に予定のない身には、仕事があるというのはありがたいことなのかもしれない…などと、文字にすると淋しい感じだが、まあ、いい。

週末、そして年末は、溜め込んだ様々なものを思いきって整理しよう。そして、スッキリとした年を迎えよう。今度こそ。
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ネオ団地考察

2011-11-30 23:49:59 | 見上げる
今朝の散歩道、途中で団地の中を通った。

「団地萌え」という言葉を聞いたのは何年前だったろう。そうしたブームの理由が何だったのかは知らないし、調べようとも思わないが、僕が団地を見て思うのは「機能美」といったものだ。

僕自身、団地に住んだことはないが、子どもの頃は団地に住んでいた友人宅にはよく遊びに行っていた。僕の家はその頃既に古くなっていたので、新しくできた団地は何となく魅力的だった。「家にエレベーターが付いているなんてかっこいい」とか… そう、団地の下のフロアに店舗があるのも面白いなあなんて。

だが、そんな団地は住民の高齢化などさまざまな問題を抱えている。店舗も軒並み閉まってしまい、せっかくの利便性が失われている。その風景は寂しい。

そんな中、団地の建て替えが進んでいるところがある。今よりも高層化して土地を有効活用しようという狙いでもあるのだろうか。けれども、将来的に人口が減っていく中、今後は戸数の削減などを検討していかなければならないだろう。

ところで、団地のメリットって何だろう。一つの建物にたくさんの家族が暮らしている。それなりのサービスは考えられるのではないかと思う。付属する店舗だって、新陳代謝が容易になればもっと活性化するだろう。給水塔はあるけど、熱源の供給を一元化することはできないだろうか…などと考えると、可能性はいろいろあるのではと思える。

今の時代に合った「団地」とは、ではどのような姿になるのだろう。民間に任せるのも手なのだろうが、住民サービスとして自治体が真剣に考えてもいいのではないだろうか。一定数の住民が増えることは自治体にとっても望ましいことなのだから。
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お人好し

2011-11-19 23:32:49 | 見上げる
今日の午後は「雨のせい」と開き直り、ずっとテレビばかり見ていた。ここのところ週末はこんな天気ばかりなのでストレスが溜まるが、それは理想を追い求め過ぎているからかもしれない。

そして、土曜夜の楽しみになっている『妖怪人間ベム』だが、今夜も目をウルウルさせながら見ていた。前回の終盤に夏目刑事が彼らの変身する様子を見てしまった所から、この物語は大きく動いていくのだろうと思ったが、そのエピソードでいったん物語をしっかり固めて、そして新しい展開に臨むという意気込みを感じた。

そこで今回のキーワードとなったのが「お人好し」という言葉だった。ベム・ベラ・ベロが「人間になりたい」という願いを阻むのはその姿であり、その姿になるのは「人間を助けたい」という気持ちが昂ることによる。黙って見て見ぬふりもできるのに…とベラも言うが、それができないのが「だとしたらただの妖怪になってしまう」とベムは言う。それは「お人好し」に他ならない。

ところで、この「お人好し」という言葉は、誰かを指して使う時はその相手を多少小馬鹿にして使う場合が多い。「正直者がバカを見る」という言葉にも繋がるが、「お人好しはいいことない」という諦観に支配されているように思える。

僕も公私を問わず、人が困っている時に見て見ぬ振りが出来ない場面によく出くわす。放っておけば無難に過ごせるのに、困っているという声に耳を傾け、手助けをしようとする。それは結局、自分が本来やらなければならないあれこれに支障をきたすばかりか、手助けがうまくいかない場合には強い非難を浴びることもある。それがわかっていても繰り返し同じことをするのは、確かに「バカ」と言われてもおかしくない。それでも無視できないのは、僕も「お人好し」だからだろうか。

ドラマのラスト。夏目刑事が帰宅する姿を見つめる謎の男の姿に不安を感じる。彼もまた「お人好し」だからというのもあるが、これからどのように物語が展開していくのかが楽しみだ。そして、哀しいエンディングを想像してしまい、今それを打ち消そうと格闘している。ただ、この作品を敢えて今世に送り出すという思いの延長線にそうしたエンディングがあるのなら仕方ないが…
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クリエイション

2011-11-18 07:36:36 | 見上げる
昨夜は銀座のクリエイションギャラリーG8で開催されている「野田凪展」を観に行った。

これまで、彼女の名はまったく知らなかったが、先月だったか、森本千絵さんのつぶやきに、この催しに合わせてトークをするとあり気にしていたものの、すぐに満員札止めとなってしまったのでそれきり忘れかけていた。

再び森本さんのつぶやきにその名を見つけたのは一昨日、トークの後のものだった。そして、この展示が今日18日までと知り、外出に合わせて訪れてみた。

新橋の駅を降りて少し歩くと、目的地はすぐに見つかった。さっそく中に入ろうとしたが、会場内には若い人たちがたくさん集まっていた。それも大半が女性で、普段アートとは縁のない僕は、年齢の違いも含め違和感を発していたかもしれないが、それも彼女の作品のなせるものと、あまり意識せずに会場内を見て回った。

彼女の名は知らずとも、アートディレクターとして、CMプランナーとして活躍された彼女が産み出した作品のいくつかを覚えている。特に、目の回りが白いパンダが登場するANAの広告は印象的だった。展示されたそのポスターの脇に添えられたキャプションを読みながら、なさそうでありそうな「枠」を軽々と超えていった彼女の熱を垣間見た。

残念なことに、彼女は3年前に不慮の事故でこの世を去っていた。けれども、こんなにも素敵な作品が残っていて、その作品に触れようとする若い人がたくさんいる。彼女と関わったことでさらに力を得た人は、森本さんだけではないだろう。そうして、彼女は今もこの世界に生き続けている。きっとそうだ。



その後、朝よりは暖かかったので有楽町まで歩いた。マリオンにLUMINEが入っていたんだったと、夜空を見上げるように確認した。
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小さい秋

2011-11-08 07:38:30 | 見上げる
駅のホームの先には昨日よりやや大きい水溜まりができていた。昨晩のうちに降ったのだろうが、雨音に起こされることはなかった。

期待した秋晴れにはなかなか巡り会えず、空に広がる雲をただ眺めては、心の中でため息をつく。ただ、今朝の水溜まりに映る空はやや明るかった。今はそれだけでもいい。

いつの間にか夏が終わったあと、どれだけの秋色を見つけただろうか。またいつの間にか冬になってしまう前に、てくてくと歩きながら、街の色の移ろいを楽しみたい。
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フラフラという気持ち

2011-10-11 07:39:06 | 見上げる
昨夜は日本酒を飲んだ影響で、フラフラしながら帰宅した。二日酔いという訳ではないが、今朝もまだ余波が残っている。昨夜と同じく、目を閉じたらどこか遠くに連れていかれそうな、そんな不安を漠然と感じる。

いっそのこと、そうしてみてもいいと思わないでもないが、今日も会議やら来客やらで、そう思ったらいつまで経っても決行できない…なんて、思い詰めるほどの事ではない。

そう、パスポートを使って行きたいと思える場所が朧気に見えてきた。「まずは近場から」と選択肢を絞ってみて、そこから出た答えなので、まあいいかなと思う。あと足りないのは「行くぞ!」という本気かもしれない…
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