あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

求める

2009-03-30 09:18:27 | 本を読む
今朝、少し遅めに朝食をとり、パソコンからメールを一通打ち終えると、テレビのニュースで「草食系男子」と、「恋活」に励む女子が紹介されていた。NHKでもそんなことを紹介するんだなあと思ってみたが、同局で始まる新ドラマがそうしたテーマだったことを思い出した。

『戸村飯店青春100連発に』続き、瀬尾まいこさんの本を読んだ。
『卵の緒』は、彼女のデビュー作だそうだ。血のつながりのない親子の心の繋がり、愛情を描いた表題作と、やはり血のつながらない姉弟の、ともに過ごした四季を描いた『7's blood』のそれぞれに、彼女の優しい、それは表面的でない優しい気持ちが溢れていた。人は一人では生きていけない。誰かに支えられ、また誰かを支えて生きて行くもの。そしてそれは、そうしようと意気込んでではなく、むしろさらりと、自然になされるものなのだということを改めて考えてみた。

草食系でもなく肉食系でもなく、僕はただ誰かと繋がっていたい。
コメント
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