昨年以降、リタイア後の生活について考えることがある。今を生きることに精いっぱいの方々もいる中、贅沢な悩みなのだろう。それでも、いずれは独り暮らしの生活が待っていると思うと不安になる。
兄と妹は家族を持っているけど、老後にそれぞれに負担をかけることもできない。だから、いかに健康な老後を過ごせるかを今から考えておかなければと、ますます不安になる。
ところで、健康については身体だけでなく心についても考えなければならない。気遣いし過ぎな一面もあり、まずはそこを少しずつ変えていきたい。ただ、そこには母親の考え方も影響していて、あれこれと細かいところに口を出してくるので、余計に自分から動くのが億劫になってしまう。まあ、それはただのいい訳に聞こえるのかもしれない。
昨年、自治体施設で貰ったこの冊子をきっかけに、タブレットを使って語学の勉強をしたり、新しいパソコンを購入して動画編集を始めたりした。語学の方は毎朝少しずつではあるけど200日以上続けられている。一方の動画については間隔にムラがある。日常を紹介するような内容ではないので、収録のために外出などのイベントを考えないとと思ってしまう。
通常の仕事に加え、溜まったものや新たに与えられるもの、そして突発のものと、忙しさはそれほど変わっていない。そんな中でもほんの少し気持ちに余裕が出ているのか、この1週間ほどで3つの動画をアップした。
1本目は、香川漆器職人の渡辺さんが2年ぶりに制作実演に来られたので、作品を含めて撮影させてもらったもの https://youtu.be/bqkSpYZwetA
2本目は、緊急事態宣言下で長らく休館となっていた世田谷美術館の『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』を観に行った時のもの(ほとんど静止画) https://youtu.be/zqzKrBMRLb8
そして3本目は、今朝の散歩 https://youtu.be/UGPCnf4qIMc
仕事にしたいという気持ちはゼロではないけど限りなくそれに近い。そして、真剣に考えるほど機材に回せる余力も時間もない。でも、趣味ならそれでいい。
と、持って帰ってきた仕事のことを思い出した。本来あるべきではないことだけど、そして、心の健康のためにも、その気持ちや行動を変えなければいけない。