あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

沖縄へ その2

2013-12-17 23:05:26 | 旅する
平和祈年公園を後にし、次の目的地に向かった。

少しでも充電しておいて良かった。こういう施設があちこちにあれば、立ち寄っている間に充電ができていい。

それほどかからずに、斎場御嶽に到着した…が、入口近くまで車を入れると「ここは駐車場ではない」と言われ、手前の物産館まで行き、車を止めチケットを購入し、改めて入口まで向かった。
「止めたのに行っちゃうんだから…」と誘導のおじさんに言われたけど、僕は焦ってたのかな…?



斎場御嶽は琉球最高の聖地で、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を構成する場所のひとつだ。なので、入らせていただくだけでも有難いことだ。守るべきルールもあり、入口脇の部屋で説明ビデオを見てから見学する。

世界遺産であることを示す石碑から石畳の道に誘われ奥へと向かう。それまで日差しに暑さを感じていたけど、木々が生い繁り薄暗くひんやりしたその場所は、静謐と崇高を纏っていた。
海の先にはこちらも聖地として信仰の対象となっている久高島が見え、実際にこちらから遥拝されるそうだ。ふと、写真家の東松照明さんが撮られたミルク(弥勒菩薩)が登場する祭礼の写真を思い出した。沖縄を撮り続けた東松さんも昨年末に鬼籍に入られた。



煩悩の塊のような自分にとって、この場所で過ごした時間は何か大切なものに思えた。願わくは改めて訪れたい。その時、隣に誰かがいたら…なんて、煩悩だね。。

帰り際、素敵なカフェがあったので寄ってみた。この時点で既に宿に知らせてあった到着時間まで30分を切っていたけど、沖縄の地理に疎い僕でも慌てたところで間に合うはずがないのはわかっていたので、開き直った。

カフェ「海のイスキア」は、民家の中庭を開放したような、お店というより知り合いの家を訪ねたような気分になれるところだった。でも、海が見える庭を持つ知り合いなんてなかなかいない。その上、神の島・久高島が見えるんだから、何かいいことがありそうだ…って、一人ではなあ。。



コーヒーとかぼちゃ入りのケーキをいただいた。海から吹くやわらかな風が心地いい。風の流れと時間の流れを楽しんでいたら、斎場御嶽でお会いしたご夫婦が来られた。御嶽でもシャッターをお押ししたのだが、こちらのお店でも記念だからとカメラをお預かりして構えた。千葉から来られたというそのご夫妻とお店のオーナーと共に会話を楽しんだ後、再び車に乗り込んだ。

次の目的地は宿。到着予定時刻は…20時少し前?! まあ、仕方ないと思いながら走り出した。

一時間ほど走ってから高速に。と、その前にコンビニに入り宿に電話を入れた。「気にしなくていいよ」とご主人は言ってくれたが、正直気になる。早く宿に着きたいのと、何か美味いものを食べたいのと。ところが、そんな時に限って車はなかなか進まない。沖縄は車社会と聞いていたけど、こんなに渋滞するなんてと思っても仕方ない。安全第一だ。

沖縄南インターで降りる際にも随分と渋滞していた。最近は高速出口で渋滞することはほとんどないけど、まだ沖縄ではETC普及率は低いのだろうか、一般出口の渋滞をすり抜け何とか高速を降りた。でもまだ渋滞は続き、読谷方面に右折するまでにかなり時間がかかった。夜なので良く見えなかったけど、ここから米軍嘉手納基地の外周を大きく回って北上する。基地がなければスムーズに進むだろうにと思うが、そのために僕は何をしてきただろうか。。

その先も渋滞は続いたが、優秀なナビのおかげで宿の前までなんとか辿り着いた。すると、ご主人が門の前で待ってくれていた。少し大きめな車だったので、誘導していただきなんとか門の中に車を押しこむことができた。
さて、近くのお店にでも行こうかと思いご主人に情報を伺うと、10分ほど歩いたところにコンビニがあるくらいだと言われた。まあ、お昼もろくに食べていないし、このまま朝まで何も食べないのもきついなあと思いながら、荷物を部屋に入れ歩き出した。

知らない街で夜道を一人歩いた。考えてみたら、ハブなんかもいたんじゃないかな… まあ、ハブにはそのあと別の形で出会うんだけど…
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