ここ数年、世の中がどこかアンバランスになっているような気がする。
「アベノミクス」と言われる経済政策は、大企業や金融業、不動産業などには恩恵をもたらしているようだけど、中小企業や地方にはその効果は波及していないと言う。首相は「アベノミクスの成果の果実を地方へ」という言葉を述べているが、彼らが目指している税制改正を含め、強いものをより強くする政策は中小企業や地方を元気にすることとは正反対を目指しているものであり、それを望むのは砂漠で雨乞いするようなものだと思う。
原油安で一息つけると思った昨年10月末、日銀の黒田総裁は金融緩和を発表した。「原油安が物価上昇率2%の目標達成を阻害する」というのが理由だったと思う。ところが、更に原油安が進んだ時に「もう一発バズーカを打つのか」と思っていたけれど、経済界が原油安を歓迎するムードがあったからだろうか、それは行われなかった。
本来ならばその際、マスコミは昨年10月の金融緩和が必要だったのかについて黒田総裁に問うべきではなかっただろうか。我々一人ひとりが尋ねに行く代わりに彼らが存在しているのだろうに、そんな疑問もわかないのだろうか。まあ、先日書いたように彼らマスコミもアベノミクスなど現政権による一連の経済政策を応援している状況ならば、それも難しいんだろうな。
だとしたら、僕らはマーケットとは距離を置くことで生活を守るしかないのだろうか。それは、廻り回って自分の首を絞めることになるけど。
いや、そう思っている時点で既にマーケットに取り込まれているのかもしれない。。
状況を受け入れるのではなく、どこに希望があるのか探し続けよう。きっとどこかに、社会のアンバランスを解消する術がある。
「アベノミクス」と言われる経済政策は、大企業や金融業、不動産業などには恩恵をもたらしているようだけど、中小企業や地方にはその効果は波及していないと言う。首相は「アベノミクスの成果の果実を地方へ」という言葉を述べているが、彼らが目指している税制改正を含め、強いものをより強くする政策は中小企業や地方を元気にすることとは正反対を目指しているものであり、それを望むのは砂漠で雨乞いするようなものだと思う。
原油安で一息つけると思った昨年10月末、日銀の黒田総裁は金融緩和を発表した。「原油安が物価上昇率2%の目標達成を阻害する」というのが理由だったと思う。ところが、更に原油安が進んだ時に「もう一発バズーカを打つのか」と思っていたけれど、経済界が原油安を歓迎するムードがあったからだろうか、それは行われなかった。
本来ならばその際、マスコミは昨年10月の金融緩和が必要だったのかについて黒田総裁に問うべきではなかっただろうか。我々一人ひとりが尋ねに行く代わりに彼らが存在しているのだろうに、そんな疑問もわかないのだろうか。まあ、先日書いたように彼らマスコミもアベノミクスなど現政権による一連の経済政策を応援している状況ならば、それも難しいんだろうな。
だとしたら、僕らはマーケットとは距離を置くことで生活を守るしかないのだろうか。それは、廻り回って自分の首を絞めることになるけど。
いや、そう思っている時点で既にマーケットに取り込まれているのかもしれない。。
状況を受け入れるのではなく、どこに希望があるのか探し続けよう。きっとどこかに、社会のアンバランスを解消する術がある。