10月20日(土)に川越祭りを観に行って来ました。
9月末に「小江戸」と呼ばれる「本川越~川越」を初めて散策してこのブログでも紹介しました。
今回は平成17年に国重要無形民俗文化財に指定された氷川祭の山車行列を観に行きました。
川越祭りは、慶安元年(1648)に川越城主松平伊豆守信綱が氷川神社に神輿(みこし)を寄進したことに始まり、しだいに江戸の「山王祭」「神田祭」の様式を取り入れながら変遷を重ね、およそ350年にわたって受け継がれてきたそうです。
祭りの主役となる山車は、一般に町名または人形名で呼ばれ、いずれも趣向を凝らしたものです。
そのうち大正以前に造られた10台が埼玉県の有形民俗文化財に指定されているそうです。
山車が蔵造りの町並みをゆるやかに練り歩きます。
JR川越駅から西武線本川越駅そして東武線川越市駅へ至るメイン通りの両側には出店がずらりと並び、東京近郊の露天商が全部集まったかのような賑わいで、祭りを盛り上げていました。
祭りのもう一つの主役は囃子(はやし)。
山車どうしが出会うと互いに向き合い、相手に対して自分たちの囃子を披露する「曳っかわせ」は、祭りのだいご味となっています。
揺れ動くちょうちんの明かりに照り映えるきらびやかな山車、浮かび上がる囃子台が祭礼絵巻をほうふつさせ、まちのあちこちで曳っかわせが始まります。
急テンポの囃子、曳き手や観衆の声援でまつりはクライマックスを迎え、小江戸の秋は深まります。
埼玉りそな銀行川越支店や時の鐘もライトアップされていて昼間と違った表情を見せていました。
川越まつりは今日(10月21日)も行われます。
詳しくは、川越市のHPへどうぞ。