福井 晴敏 著
「Op.(オペレーション)ローズダスト」を読みました。
2006年秋、“ネット財閥”アクトグループの役員を狙った連続テロが起こる。
実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。
警視庁の並河警部補は防衛庁情報本部の丹原朋希と捜査にあたるうちに、朋希と一功の間の深い因縁を知る。
かつて二人は防衛庁の非公開組織「ダイス」に所属し、従事していた対北朝鮮工作が失敗、二人が思いを寄せていた少女が死んだ。
朋希を除く生き残った工作員たちはテロリストとなり、アクトグループ役員となった元上官に復讐しようとしているのだと……。
同じ希望を共有しながら、宿命に分かたれた二人。
戦場と化した東京・臨海副都心を舞台に、この国の未来を問う壮絶な祭儀が幕を開けた…。
福井 晴敏の作品
『川の深さは』、『Twelve Y. O.』、『亡国のイージス』、『終戦のローレライ』
どれも、ワクワクしながら読みました。
今回はそれよりもさらに長い(上)、(中)、(下)の三冊に分冊された作品。
読み応えは充分でしたが、ちょっと長過ぎる・・・。
中盤までは、肝心のストーリーの進捗よりもその周囲の環境の説明の方が多くて、やや閉口しました。
しかし、後半は息をもつかせぬアクションの連続で
一気にたたみかける展開は、
流石、福井 晴敏!!
この作品も映画になるのかな?